『行動最適化大全』を読んで~目次のないビジネス書に考える「検索」の役割と顧客と繋がる方法

【今日のポイント】

You Tubeやビジネス書で活躍中の精神科医・樺沢紫苑氏の最新著書「行動最適化大全」

本書は、目次の代わりに読者が持つ課題の解決策をイラストで概説するパートと詳細解説のパートという独特の構成となっています。

内容もさることながら、このような構成から、目次などの検索機能という、顧客への自社の提供価値の紹介(知ってもらう)方法を考えるヒントとしても一読をお勧めする次第です。

 

【目次】

1.『行動最適化大全」(樺沢紫苑 著)を読んで
2.イラストによる概要⇒詳細ページへの構成にみる、「検索」の役割
3.ユーザーが解決したい問題(悩み)から逆算したソリューションの紹介方法のヒント

 

1.『行動最適化大全」(樺沢紫苑 著)を読んで

先日、私も参加している「樺沢塾(脳科学や精神医学をベースにした健康法や勉強法を学ぶ塾)」の主催者の、精神科医、樺沢紫苑さんの最新著書
『今日がもっと楽しくなる行動最適化大全 ベストタイムにベストルーティンで常に「最高の1日」を作り出す』
(単行本 2021/7/8、Kindle版も出ています)
を読みました。

私は、出版記念講演会も動画視聴で拝見しましたが、本書の前文「はじめに」にも記載されているとおり、今まで樺沢さんが書籍やYou Tubeで発信してきた、仕事、健康、学習、対人関係等に関する情報の総集編であり、

全体を俯瞰できることで、樺沢さんの書籍に限らず、健康や学習法、時間管理術などの分野で今まで得た知識を相互につなげて理解を深められるという点でも、お勧めの一冊となっています。

本書は、
1.「朝、昼、夜」という1日24時間の流れに沿って、各時間を最適化する方法(第1章~題3章)

2.「仕事」、「学習」、「コミュニケーション」、「健康」というテーマ毎の最適化(題4章~第7章)、

3.全体のまとめとしての「人生」の最適化(第8条)

の大きく3部構成となっています。

私自身は、

・朝のルーチン化による最適化(P130)、
・昼間の休憩時間のとり方(P159、疲れる前に小まめに休憩を取る)、
・会議の最適化(P170、会議時間は1時間でなく45分で設定)、
・夜の最適化(P192、就寝時刻と食事の関係)、
・アイデア出しの最適化(P221)、
・人生の最適化(P328、感謝とポジティブワードの効用)
などが大変参考になりました。

 

 

2.イラストによる概要⇒詳細ページへの構成にみる、「検索」の役割

本書の大きな特徴に、「目次が無い」ということがあります。

本書では50項目の行動の最適化に関するテーマを採り上げていますが、

各テーマでの解決策を見開き2ページのイラストで解説するパート1と、各テーマを更に3点ほどの項目(計153個)に分けてユーザーの課題と解決方法を解説しているパート2に分けて、パート1からパート2の各章・節に飛べるようにしています。

このような構成をとっている書籍は、ビジネス書に限らず初めて見ましたが、実際にかなり使い勝手が良く、理解も進みやすいと感じました。

このような書籍を実際に読んでみると、目次や索引といった、「検索」の機能とは、
ユーザー(書籍なら読者)が自分のニーズ似合った解決策(ソリューション)に早く、容易にたどり着くためのツールとしての機能であることを再認識するとともに、

上記の機能の実現方法にもまだまだ工夫の余地があること、

また、ユーザーが自分では明確に認識できていないニーズをイラストなどで「あるある」と納得してもらって、詳細な解決策に導くなど、「検索」の役割・機能自体も広げられる可能性を感じた次第です。

 

3.顧客が解決したい問題(悩み)から逆算したソリューションの紹介方法のヒント

上記の、

「顧客が明確に認識していないニーズ、悩みを具体的にし、更に本当の問題や課題は何かを探って、本質的な解決策に結びつけていく」

というのは、まさに分野を問わず、コンサルティングやコーチング、カウンセリングなどの「他者支援」の重要な役割の一つであり、かつ「他者支援」に限らず、ビジネス全般に渡って、顧客への提供価値を考え、実行する上で必須の項目かと思いますが、

この「顧客の真の課題の明確化と顧客との共有」の第一歩として、

顧客が悩んだ際に取る行動の入り口である「検索」や「身近な人への相談」、更には、最近のAI・IoTを活用した、顧客行動自体からの推定などについて、どのような機会を提供できるかが、

オンライン化や新型コロナによる環境変化により顧客のニーズや顧客の行動が変化している中で、自社の商品やサービスを必要としている顧客に届けるためにより重要性を増していると思います。

経営デザインシートなどの知的資産経営のツールも、顧客の将来像からのバックキャストにより、顧客の見えない強みと課題を明確にしていくための有効な手段となりますが、

それらを提供する機会をいかに作るか、潜在的な顧客が持っている悩み・課題の本質への自覚と自社が提供できる価値との関係(課題解決の可能性)を顧客に認識してもらえるかという点からも、書籍というリアルな提供手段の中で、工夫を凝らしている本書は参考になるものと考える次第です。

『今日がもっと楽しくなる行動最適化大全 ベストタイムにベストルーティンで常に「最高の1日」を作り出す』
(単行本 2021/7/8、Kindle版も出ています)

 

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