「3つの幸福 (樺沢紫苑 著)」を読んで-健康経営と組織・個人の幸福を考える

【今日のポイント】

60万部を超えるベストセラー「アウトプット大全」の著者 樺沢紫苑さんの最近の著書3つの幸福」を読みました。

幸福を3つの種類に分けて、それぞれを達成するための実践的な取り組み方法が記載されていますが、個人に加えてその人が所属する組織への影響、そして組織自身の幸福という観点からも参考になるものと考える次第です。

 

【目次】

1.3つの幸福を読んで
2.私の感想と本書から取り入れたいこと
3.組織と所属員、関係者の幸福という視点

 

1.3つの幸福を読んで

先日、精神科医 樺沢紫苑さんの、『精神科医が見つけた 3つの幸福 最新科学から最高の人生をつくる方法?単行本(ソフトカバー) 2021/3/16(飛鳥新社)
を読みました(Kindleも出ています)

本書の始めで、著者の樺澤さんは、以下のように、本書は幸福になるためにすべきことを記載した実践のための本であると語られています。

(引用は『』でくくります。太字と改行は筆者挿入。以下同様。)

『本書で示す「幸福」は、今まで出版された数多くの「幸福本」の中で、最も「現実的」「具体的」であり、実践的で明確な「TO DO(すべきこと)」を示しました。』

その言葉通り、各章とも、脳科学の知見をベースにした実践的な取り組み方法が記載されており、また、各章末のまとめなども含めて、全体像もわかり易く、読んですぐに取り組める内容と感じました。

私も、本書に書かれている手法のいくつかを早速始めたところです。

 

本書では、題名の通り、幸福の種類を幸福(感情など)に関係する3種類の脳内物質により3つに分類しています。

・セロトニン的幸福:「心身の健康」の幸福
・オキシトシン的幸福:「家族や友人等のつながり」の幸福
・ドーパン的幸福:「お金、仕事の達成など成功」の幸福

この中で、セロトニン的幸福が一番基礎の土台となり、その上にオキシトシン的幸福、その上にドーパミン的幸福が乗るというピラミッド型の3層構造を取っており、
まずは、セロトニン的幸福が他の2つの幸福を達成するためにも必要なものであることを本書の中で何度も主張されています。

 

2.私の感想と本書から取り入れたいこと

以下は私の読後感想と本書の中から取り入れたいと感じたことです。
(これは、今までの生活習慣等によって、個人差が大きいところかと思います)

 

2-1.私の感想

3行ポジティブ日記などは習慣になっていましたが、逆にその目的を忘れた単純作業になっていたと感じました。

 

日々のプチ幸福を意識して感謝と共に積み上げる為に、3行ポジティブ日記や感謝日記、親切日記を続けていく事を意識していこうと思います。

 

コンフォートゾーンを出るようにとは、樺沢塾で以前から学んでいましたが、どこまで踏み出すか、どの方向に踏み出すかについて、「ワクワク感」をコンパスにするというのは、大変大きな気づきとなりました。

今後は不安な気持ちとワクワク感のバランスで、踏み出す方向と歩幅を決めて行きたいと思います。

 

感謝の言葉が自分も相手も幸福にするという指摘について、今は外食を控えていますが、コロナ前の行きつけのお店では確かに毎回会計の際にお礼の言葉を述べていたのを思い出しました(他にもよく行くチェーンレストランがあるのですが、こちらでは黙って会計を済ませていたので、今度また使い始めたら、きちんと感謝してお店を出ようと思います)。

 

全体を通して、セロトニン的幸福、オキシトシン的幸福、ドーパミン的幸福とも相互に関連しており、自然と自分の日々の行動や感情も相互に連動していると感じました。

 

個別の対策だけでなく、生活やライフ・ワーク全体を見て幸福を考えて行きたいと考えた次第です。

 

2-2.取り入れたいと思ったこと「ベスト3」

1>『幸福は結果でなくプロセスである』を意識する
⇒これは、今まであまり意識していなかったので、目標を立てることは重要ですが、その目標に至る道筋を楽しみ、味わうように意識していきたいと思いました。また、これはプロセスをきちんと考えることやそのフィードバックを適切に行うことにも通じるかと思います。

 

2>『幸せの掛け算で全ての(3つの)幸福を手に入れる』

⇒本ブログのアクセスス状態をるみるときや、何か人に親切にするときも、感謝と組合せたり、人の助けを借りて繋がりを作るようにしたいと思いました。

 

3>『家族の健康を守る』

⇒これも、家族や親の健康診断の結果を見るようにとの具体的な取組方法が紹介されていますが、たしかに話は聞いても診断表を見ることは少なかったかと思いますので、意識したいと感じました。

 

 

3.組織と所属員、関係者の幸福という視点

個人の幸福は、その個人が所属、または関係する組織にとっても非常に大切なものであることについては異論のないところかと思います。

 

また、生産性向上、イノベーション、AIとの棲み分け等において、企業の独創力、創造力、課題形成力が重要になるにつれて、
企業に所属、または関係する個人のエンゲージメント、創造力などスキルだけでなくメンタルな部分が企業の業績と成長に及ぼす影響は大きくなってきており、現在の健康経営やエンゲージマネジメントへの関心の高まりもそれが背景にあると考えています。

 

この企業と個人の関係は、いわゆる「三方良し」を、「3つの幸福」で分解してみるとわかり易いのではないかと感じます。

やはり健康経営においても、従業員のセロトニン的幸福が最初の一歩となり、スリープテックなどの技術の活用も今後更に進むものと思います。

また、オキシトシン的幸福は、テレワークなどのオンライン化によるコミュニケーションの変化の中で最も影響を受けている部分かと感じます。

個人の職業観やワーク・ライフ・バランスなどの価値観ドーパミン的幸福にも影響を与えるとともに、企業が提示するビジョンの重要性や役割を整理する上でも3つの幸福に分けてみると新しい視点からの発見があるのではないかと思います。

 

なお、企業自身が目指すべき幸福も、セロトニン的幸福、オキシトシン的幸福、ドーパミン的幸福に分けて、考えてみるのも有効かと感じます。

例えば、財務的な安定も、セロトニン的幸福に置き換えると、他の幸福(目指すべき姿)との関係を含めてその位置づけがわかり易いのではないかと思います。

この「目指すべき幸福」が長期のものであれば、自社のビジョンとなり、その実現に向けた具体的な方策も、今までとは少し異なる視点から見直す機会となるものと考えますので、自分や社員、取引先などの関係者の幸福に加えて自社の将来像を描く参考としても、本書を一読されることをお勧めする次第です。

 

樺沢紫苑著『精神科医が見つけた 3つの幸福 最新科学から最高の人生をつくる方法?単行本(ソフトカバー) 2021/3/16(飛鳥新社)
Kindleも出ています)

 

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