IBMのブロックチェーン特許にみる、リスクの想定とビジネスチャンスの見つけ方

ドローン

【今日のポイント】

ドローンによる窃盗にブロックチェーンで対抗するという特許技術の申請。

新技術の悪用や誤用のリスクの想定が、リスクマネジメントに加えてビジネスチャンスの発見にも活用できることを示す事例として参考になるかと思います。

 

● IBM、ドローンを使った盗難・破壊に対抗するブロックチェーン基盤システムの特許申請

2019/12/1のコインテレグラフジャパンに表記のトピックスが掲載されていました。

(引用は『』でくくります。太字と改行は筆者挿入。以下同様。)

『IBMが、ブロックチェーン基盤の盗難防止システムの特許を申請した。

IoT(モノのインターネット)ベースの高度センサーや指定物の高度データを記録可能なブロックチェーン、高度追跡サーバーにより、個人所有物の高度を測定・追跡することが可能だ。

配達後の荷物をドローン(無人航空機。UAV)を利用し盗むことを防げるという。米国特許商標庁(USPTO)が11月12日、申請内容を公開した』

ドローンを使った窃盗に対して、ブロックチェーンを使った盗難防止システムの特許出願。

新技術がもたらすリスクや負の面に、新技術で対応するという構図です。

新技術やサービスがもたらすデメリットやリスクを想定し、そこからビジネスチャンスを引き出す例としても参考になるかと思います。

● 将来のリスク想定の重要性

将来の事業上、研究開発上のリスクを想定して、技術契約によるリスク回避や低減を図ることは、非常に重要なリスクマネジメントであり、以下の記事も含めて何度か、契約の交渉前から契約締結後までのリスク管理などについてご紹介してきましたが、

『秘密情報のリスクを回避する方法!秘密保持契約入門(1/5)~秘密保持契約が必要な場面』

『秘密情報のリスクを回避する方法!秘密保持契約入門(5/5)~秘密保持契約締結後の管理』

『託契約のポイント(入門編)-その(1)委託契約はなぜ必要か?』

『委託契約のポイント(入門編)-その(5)契約交渉時のポイントと契約締結から契約後の管理まで』

ビジネス上のリスクを、「変化とその対応」の面から捉えれば、「ビジネス上のチャンス」のヒントやきっかけともなり得ることが、今回の記事からも窺えます。

技術契約においても単なるリスク面だけでなく、新しく生まれるチャンスも想定してそのチャンスを活かせる選択肢を確保しておくという視点で将来想定を行うことは、ビジネスの幅を広げることに貢献するものと考える次第です。

● リスクをビジネスチャンスに変える

サイバーセキュリティなど、IoTの普及に伴って増大している社会課題は、逆に社会的に大きな対応ニーズでもあるため、

新しい技術、サービスのリスクをいち早く想定して手を打つと共に、ビジネスチャンスに変えるという視点は、今後更に有効性を増す、市場開拓の方法かと思います。

どんなプロセスにも守りと攻めの両面から考え、そこから利益を上げる事を意識する上で、知的資産経営の考え方は、自社の知的資産を強みや弱みの両面から見るという点でも、そこに影響を及ぼす外部状況に注意を向けるという点でも有用なツールとなるものと考える次第です。

 

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