エアロネクスト社のドローンロボットにみる、グローバルなブランド戦略と自社事業へのヒント

ドローン

【今日のポイント】

中国を市場としてだけでなく、世界に向けたショーケースとして捉えるドローン企業エアロネクスト社のブランド戦略。

ダウンサイジングして自社に当てはめてみれば、そこに自社にとって一貫したブランド展開の戦略を構築するヒントが見つかるものと考える次第です。

「ラーメンの汁もこぼさず運ぶ」国産ドローン起業家が中国を狙う理由

2019/12/2のダイヤモンド・オンラインに表記の記事が掲載されていました。

(引用は『』でくくります。 太字と改行は筆者挿入、以下同様)

『中国DJI社などのメーカーが安価な製品を発表し、ホビーや空撮用途で身近になりつつあるドローンだが、橋梁の点検や物流といった産業用途での利用にも注目が集まっている。
そんな産業ドローンの普及を目指して機体を開発するスタートアップが、エアロネクストだ。

同社は中国・深センにある南方科技大学のロボティクス研究院と提携し、中国展開を強化する。
すでに中国の大手ドローン企業との提携も果たしている同社だが、中国進出を狙う同社のねらいとは。(編集・ライター 野口直希)』

エアロネクスト社は上記の内容について、以下のリリース(2019/11/18)を公表しています。

『エアロネクスト、「空飛ぶロボット」の社会実装の加速のため、 中国深?市に南方科技大学と共同で研究開発ラボを設立』

「空飛ぶロボット」の社会実装の加速のため、 中国深圳市に南方科技大学と共同で研究開発ラボを設立

『次世代ドローンの株式会社エアロネクスト(東京都渋谷区、代表取締役CEO:田路 圭輔、以下エアロネクスト)は、この度、中国深?市に、産業用ドローンの次世代コンセプト「空飛ぶロボット(Flying Robots)」の社会実装を加速させるため、研究開発の一つの重要な拠点を中国深?市に置き、産学連携を積極的に推進し、深?市およびベイエリア圏を担う研究型大学として急成長中の南方科技大学と共同で研究開発ラボ “SUSTECH(SIR)-AERONEXT Flying Robots Technology Shenzhen Lab”を設立することを決定いたしましたのでお知らせいたします。

具体的には、南方科技大学の最新のロボティクス研究を行うロボティクス研究院(SIR:SUSTECH Institute of Robotics)と連携し、その優秀な教授陣、生徒と共に、広大で恵まれたキャンパスや関連施設、大学間ネットワークを活用し、先行する中国ドローン産業の潜在ユースケースを発掘し、数多くの実証実験を実施しながら、次世代ドローンの基盤となる要素技術の研究開発、安全基準を満たすための実証実験のデータ獲得、「空飛ぶロボット」の具体的な用途開発、将来のドローン産業を担う優秀なエンジニアの獲得や育成を目的として、5年間の間、共同で研究開発を推進してまいります。

同大学との共同ラボの設立は日本企業としては初の事例となります。』

中国を世界のショーケースとして捉えるエアロネクスト社のブランド戦略。
無形資産の活用戦略と実行力は他の業界でも参考になるものと思います。

 

エアロネクス社のブランド戦略とグローバル展開

同社については、

『エアロネクストの知財戦略にみる一貫したブランド構築戦略の作り方のヒント』
の中で、自社の「尖った技術」という差別化要因・強みを商標や意匠も含めた知的財産を最大限に活用するという、同社の一貫したブランド戦略をご紹介しましたが、今回自社のブランドの海外市場に広げる上で、

中国を市場としてだけでなく、国際的なショーケースとして利用することでグローバル展開するという点で、非常に興味深い事例かと思います。

サイズを変えて考える

同社のブランド戦略は大変優れたものと感じますが、実は規模を変えてみれば、地域の企業が東京などにアンテナショップを出店することと通じるものがあるとも言えるのではないかと思います。

グローバル展開の必要性とは別に、自社の強みが刺さる市場とそこに訴求するためのショーケースの場をどこに求めるかを考えるうえで、エアロネクスト社の戦略をダウンサイジングして自社事業に当てはめてみることも、ブランド戦略検討のヒントになるものと考える次第です。

 

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