「お中元」のシーズンに考える「季節のイベントの活用」
7月から8月は「お中元」の季節。とはいえ、最近はお中元、お歳暮のやり取りは、プライベートでも取引先との関係などでも、だいぶ減ってきているようですね。
昨年の2017/9/28にマイボイスコム株式会社が発表した「お中元に関するアンケート調査」によれば、2017年にお中元を送った人は4割弱で、高年代層や九州で比率が高いとのこと。
(引用は『』でくくります。 改行は筆者挿入、以下同様)
https://myel.myvoice.jp/products/detail.php?product_id=23015
『■今年お中元を贈った人・もらった人は各4割。お中元を贈る比率は過去調査と比べ減少傾向。高年代層や九州などでの比率が高い。
■今年のお中元に贈った上位2位は「お菓子類・デザート・アイスなど」「ビール類」で、贈った人の各3割。今年お中元を贈った相手は、「その他親戚」が4割弱、「兄弟・姉妹」「自分の親」「配偶者の親」が各20%台で、身内へのお中元が上位。
■お中元を贈る理由は「感謝の気持ちを表すため」が最も多く、以下「普段ご無沙汰している方へのご挨拶代わり」「相手に喜んでもらいたい」「習慣だから」「今後もよいお付き合いをしたいという気持ちを伝えたい」などが続く。 』
と、お中元を送った人の割合は減少傾向、贈った相手では親戚や親兄弟などが多く、贈る理由としては、「感謝の気持ちを表すため」が約5割で最も多いという結果となっています。
矢野経済研究所の2017ギフト白書(2017/9/29発刊)でも、
『近年、生活者の趣味・嗜好は多様化し、ギフトの「定番」がなくなりつつある。
贈られた人が喜ぶものであれば、全てギフトになる今、小売業は全て、「ギフト好適品」を取り扱う業種であるともいえ、ギフト市場においては、もはや競合は「同業他社」ではなく、小売市場全体となった。
フォーマルギフトのカジュアル化やプチギフトの活況などギフトオケージョンの多様化、モノだけでなくコト/体験までといったギフトアイテムの多様化、そしてSNS上で贈りあうソーシャルギフトの急成長といったギフトチャネルの多様化など、ギフト市場を取り巻く環境は大きく変化している。
最近では、「自分へのギフト」といったご褒美需要に加えて、「母の日」や「父の日」、「敬老の日」等において贈った人と贈られた人が一緒に楽しめる「共有型ギフト」のニーズも高まっている。』
と、お中元などの定番ギフトはなくなりつつあることが窺えます。
とはいえ、まだまだ、「お中元」をきっかけにした何らかのプレゼントというのは、仕事上の関係相手でも有効な場面があるのではないかとも感じます。
「師走に振り返る自社のネットワーク」
https://wp.me/p9D2bS-oL
で、普段お会い出来ない、またはこの所ご縁が薄くなっていた取引先などとの関係も、季節のあいさつを上手く使って新しいビジネスを一緒に出来ないかと考えることや、この機会に自社の現在の関係資産を振り返ることは、よいきっかけとなるのではないかとご提案しましたが、
お中元においても、「モノ(自社の商品やその割引)」ではなく「コト」=「相手が喜ぶ情報」を差し上げることで、取引先やお客様との関係の維持・強化に役立つかと考える次第です。
皆様は、今年、どなたにどのようなお中元を差し上げていらっしゃるでしょうか?
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