「はかる」の言葉から考える「事業フローの改善」

● 「はかる」企業経営

2018/1/19の朝日新聞の「経済気象台」に表記のコラムが掲載されていました。

(引用は『』でくくります。 太字と改行は筆者挿入、以下同様)

「測る」「量る」「図る」の3つの「はかる」を採り上げて、
デジタル革命を乗り切るために、この3つの「はかる」をどの様に使うのかを解説しています。

「測る」は、データを収集し、AI・IoTなどの最新技術を使って分析することにより改善点を見つける

「量る」は、顧客ニーズの裏側にある社会課題を「推し量り」、その解決に取り組むという課題発見

「図る」は、顧客との接点を活用してどこで収益を産むかという顧客生涯価値の向上を「図る」ためにデータマーケティングを行う

という文脈で3つの「はかる」を使ったデジタル革命への対処法が述べられています。

データの重要性とその活用にもいくつかの方法があることを「はかる」という言葉の違いで分かりやすく説明している事例かと思います。

 

● 3つの「はかる」で自社の事業フローを見直す

AI・IoT、デジタライゼーションといった世の中の流れの中で、データの重要性はますます増大してきますが、結局のところ顧客への提供価値という視点から、顧客のどのようなニーズ(嬉しいこと、困っていること)を推し量り、その裏付けを得るために顧客行動などを計測し自社の活動に結びつけるかを図っていくことが必要ということに変わりは無いかと思われます。

その意味では、顧客視点からどんなデータが必要かを考え、そこからそのデータの集め方、使い方を見ていくという順番を忘れないことが肝要になりますね。

自社の知的資産をどの様に使うのかを考える際にも、この3つの「はかる」を全て使いながら、顧客への提供価値の拡大や新規の価値の創出を進めるように自社の事業フローを改善していくことが必要なことを改めて感じた次第です。

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