省エネポータルにみる、階層的プラットフォームの効用とは?

● 階層的なプラットフォーム

5月9日に、一般社団法人 環境共創イニシアチブ SIIの
「省エネルギー相談地域プラットフォーム構築事業」について
お伝えしましたが、

http://wp.me/p8EI7Z-69

この、補助事業が提供しているプラットフォームサイトの
テンプレート自体が「省エネポータル」という親プラットフォーム
になっていて、幾つかの共通サービスについては、(一財)省エネ
ルギーセンターなどが提供する形の階層構造になっている点も興味を
引きました。

静岡県
一般社団法人静岡県環境資源協会
http://www.shoene-portal.jp/service/soudan/pf/detail11.html

株式会社浜松新電力
http://www.shoene-portal.jp/service/soudan/pf/detail12.html

テンプレートと共通サービスの提供は、フランチャイズビジネスでは
普通に行われていることかと思いますが、

共通サービス(無料省エネ診断等)
http://www.shoene-portal.jp/service/soudan/pf/detail12.html

このように、自分でサイトを一から構築する必要がなく、さらに全国
共通のサービスは、親プラットフォームから提供するというのは、
プラットフォーム構築の支援としては効率的ですね。

お客様は、地域ごとのプラットフォームを利用するので、全国共通の
プラットフォームであることは意識していないかもしれませんが、

中小企業でも複数の県にまたがって拠点を展開している場合には、
どこでも同じフォーマットになっていることは、利便性の向上に
つながるかと思います。

 

● 知的資産経営におけるプラットフォーム展開

上記のような、親プラットフォームのテンプレートを活用することは、
自社の事業展開のコスト低減や、早期のプラットフォーム立上げなど
利用する側にとってもメリットがありますが、

自社のイントラサイト内で、同様に個人の業務をテンプレート化して、
イントラに紐付けるという方法を取れば、個人の業務の経緯がその
まま共有できますので、人的資産の構造資産化にも役立つかと
思います。

また、これも既に行われていることですが、
取引先が複数ある場合に、自社のプラットフォームを利用してもらう、
あるいは共通のテンプレートを使ってもらうことで、双方の業務の
効率化や情報共有を促進することは、関係資産の強化にもつながると考える次第です。

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