ドローンやVR機器は「超音波」に弱い?

● ドローンやVR機器は超音波に弱い(中国アリババの研究者が実証)

8月26日の日経ビジネスオンラインに、表記の記事が掲載されていました。
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/15/061700004/082200218/?P=1

ドローンやVR(バーチャルリアリティ)機器に搭載されている加速度センサーやジャイロセンサー(角度を測定)が超音波によって誤作動を起こすというものです。

記事にもあるように、まさに「意外な弱点」と驚きました。

● 超音波と低周波

周波数の高い超音波やその逆に周波数の低い低周波は、意外と色々な機器から発せられているようですが、こういった物理的な環境の影響は、発生源が生まれるという変化と、影響を受けるものが生まれるという受け側の変化の双方が関係してきます。

今回の記事では、人為的に超音波を当てるという場合(テロなどの攻撃)を想定していますが、無意識のうちに発生している場合、特に定常的にではなく、ある特定の場合に発生するような場合は、トラブルの発生の予測や、生じたトラブルの原因の特定は極めて困難ではないかと思います。

こういう音波や振動だけでなく、これだけ無線を使った機器が市場に出ていると、電波環境も色々な場面で影響を及ぼしてくる可能性がありますね。

● 発生源と受け手の双方の視点で変化を考える

IoTやAIなど、色々な技術が今後も進展し、社会や企業活動に影響をおよぼす中で、個々の企業がその全ての変化を予測することは困難かと思います。

とは言え、想定外のトラブルやリスクを少しでも減らすためには、トラブルの原因となりそうなもの(今回の例では超音波)が新しく発生するようなシステム・サービスを開発する場合と、既存の環境の影響を受ける可能性のある機器(今回のドローンなど)を社会に出していく場合の双方の視点で自社のリスクを見る必要があるかと思います。

知的資産経営報告書を作成する際のSWOT、クロスSWOT分析においても、このような視点からまずは幅広く環境変化とその影響を捉える必要がますます増えてきたと考える次第です。

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