ヤフーメッセンジャーのサービス終了にみるサービス競争の変化
● ヤフーメッセンジャーが終了
2018/6/20の1日5分ビジネス英語に表記の記事が掲載されていました。
https://matt-english.com/podcast/20180620
(引用は『』でくくります。 太字と改行は筆者挿入、以下同様)
『有名なヤフーメッセンジャーがサービスを終了すると発表した。2017年2月、Oathはヤフーのウェブ資産を44.8億ドルで買収した。20年間、世界中の人々をつないできた後に、ヤフーメッセンジャーは7月17日に機能を停止する。』
と、20年間続いてきたYahooメッセンジャーがこの7月17日で終了することを報じています。
以前、ヤフーグループが終了したときほどではありませんが、出た当初は先進的かつ使いやすくて広まったものが、より人気のあるものに取って代わられるというところに「栄枯盛衰」を感じます。
Yahooメッセンジャーの終了ニュースに関する動画も掲載されていました。
https://youtu.be/cBGZns82Chs
● AOLインスタントメッセンジャーも終了
同じく1日5分ビジネス英語では2017/12/19に、AOLインスタントメッセンジャー(AIM)のサービス終了を採り上げ、そこではスマートフォンなどのモバイルプラットフォームにうまく対応できなかったことを、同サービスの衰退の原因と指摘しています。
https://matt-english.com/podcast/20171219
このように同じようなサービス間の競争で、パソコンからスマートフォンなど、ユーザーの利用方法・利用形態の変化が大きな影響を及ぼしていることが窺えます。
また、ユーザーが多いからと言って一概にそのサービスが長続きするとも言えないのは、ユーザー側にとってもある意味リスクと言えますね。
おそらく、最も長く残るのは、wwwで始まるwebと@を使うメールで、これをベースのインフラとして、その上にこれからもいろいろなプラットフォームやサービスが展開されるのではないかと思う次第です。
● サービスの競争における、アカウント=ID=パーソナル認証の影響の拡大
上記の2つの記事に見るように、サービスとしては優れていても、IDとしての機能で他のシステムやプラットフォームに勝つ、あるいはサービス自体とは別にIDとしての価値を確立できるかが、そのサービスの寿命を決める大きな要因となってきているのではないかと感じます。
メールアドレスはすでにIDの地位を確立し、フェースブックやヤフーのアカウントがそれに続こうと、色々努力してしているようにことが、最近の「フェースブックアカウントでログイン」など、ユーザー登録時の選択肢に見て取れるかと思います。
今後、他社のサービスにも使われるIDになることで、一種のエコシステムを形成しようという動きがさらに加速するように予想した次第です。
● 他社商品・サービスのゲートウェイを目指す
上記は、オンラインのコミュニケーションサービスにおける、IDとしてのパーソナル認証機能の影響ですが、
ネット上のサービスに限らず、自社が入っているバリューチェーンの中、あるいは周辺の業界における商品やサービスを購入する際に、自社の商品、サービス、あるいはホームページなどを必ず使ってもらえるような、一種のゲートウェイを目指すということは、自社の立場を強くし、市場を広げる一つの方法かと思います。
例えば、iPadを購入する時にソフトバンクなどのキャリアから買っているのも、その一例になるかと思います。
自社の知的資産の中で、お客様が他社の商品やサービスを購入し、使う際に役立てるもの、必要とされるものはないかと考えてみることは、自社の事業拡大や強化のヒントを得る一つの方法かと考える次第です。
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