フェアトレードへのブロックチェーン活用にみる、自立支援の手段の多様化

Susanne Jutzeler, suju-fotoによるPixabayからの画像

【今日のポイント】

コーヒー農家が直面している中間マージンによる利益率低下の問題。

フェアトレードによる解決策について、ブロックチェーンの適用が始まっています。

クラウドファンディングなども含めて、自立支援の手段は多様化しており、中小企業が採用できる選択肢も増えてくるものと考える次第です。

● Who Enjoys Coffee the Most? / 誰が一番コーヒーで得しているか?

2019/9/26の1日5分ビジネス英語に表記のトピックスが掲載されていました。
(引用は『』でくくります。太字と改行は筆者挿入。以下同様。)

『コーヒー豆農家が利益を得るにはたくさんの障害物がある。

問題の一つとしては栽培場所が辺境の地(コーヒー豆が一番良く栽培できる場所)でないといけない点である。農家の人々は、豆の輸送と流通により精通している仲介業者に割引した値段で販売しないといけない。

(中略)

もしも毎日コーヒーを飲む人々が変化を起こしたいならば、コーヒー豆の生産者、荷送人、焙煎者、小売業者がすべての人に対してコーヒーのビジネスが公正に行われるためのルールに沿っていることの証明となる、「フェアトレード認証ラベル」を見つけることである。』

コーヒーの生産におけるフェアトレードの記事。
我々消費者にも出来ることとして、意識することが必要かと感じました。

 

フェアトレードとSDG

フェアトレードはNPO フェアトレード ジャパンの以下のサイトの記事にもみるように、環境問題などのSDGsとも関係が深いようですね。

『フェアトレードとサステナビリティ』

『フェアトレードの取組みは、まさにこのSDGsが掲げる17の目標のほぼすべてに関係しています。

世界人口の40%は農業で生計を立てています。
いまだ世界に1億5200万人いる児童労働の70%以上が農業に集中しています。

サステナブルな農業と貿易を促進し、持続可能な消費の具体的な選択肢 としてフェアトレード商品の普及推進をしてきた国際フェアトレード認証は、特に以下の8つの目標達成に大きく寄与するものとして、国際機関や 国内外の多くの企業からの注目が集まっています。』

SDGsは大手企業中心に取り組みが進んでいるので、こちらのほうからグリーン購入のように、フェアトレードも広がっていくのではと感じました。

 

フェアトレードでのブロックチェーン活用

以下の記事にみるように、フェアトレードの現場において、ブロックチェーンなどの新技術も導入が進んでいることが窺えるかと思います。

『コーヒーの輸出入にブロックチェーン活用のトレーサビリティを導入農園からカフェまで生産履歴管理でフェアトレード実現、BCCCトレーサビリティ部会』
2018/11/5の仮想通貨Watchの記事。
フェアトレードの課題である公平性や透明性の確保について、トレーサビリティを高めるためにブロックチェーンの利用が始まっているとの事。

シアトルのコーヒーショップなどでの活用例が挙げられています。

支援する人の支援や自立支援のツールの選択肢を広げる

上記のような、フェアトレードへのブロックチェーンやクラウドファンディングなどの新技術・資金スキームの活用は、コーヒー農園の現在の利益を向上させるだけでなく、既存の流通経路に頼らず、自立するためにも有効な方策かと思います。

ネット(SNSなどのコミュニケーション、モニタリング、マーケティング)やAI・IoTなどの新技術を、【対象者が自立するための支援】に活用する新規ビジネスや社会活動が、高齢化社会や貧困対策、リサイクル促進やフードロス削減などの環境対策な等各分野で進んでいくものと期待する次第です。

身の回りや自社事業での支援を必要とする方達の自立支援を考える

上記のような取り組みは、大きな社会問題だけでなく、自社や自分の身の回りで支援を必要とする人たちが少しでも自分でできる事を広げられないかという課題を設定して、健康経営や生産性向上に取り組むことで、中小企業においても実行可能なものになるかと思います。

知的資産経営報告書のSWOTで自社の知的資産を上記の視点で整理し、更に価値創造ストーリーの範囲を広げれば、新規ビジネスの機会も見つけられると期待する次第です。

 

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