大阪のキャッシュレス理容室にみる、人材活用と維持の仕組み

理容室

【今日のポイント】

キャッシュレスなど様々な合理化で、顧客満足度と従業員満足度の両立を実現している大阪の理容室Barter the GM。

得意な業務に集中できる環境づくりとその業務のスキルアップを図れる仕組みづくりをAI・ICTなども活用して進めることの重要性が窺われるかと思います。

 

● “年収700万が当たり前大阪の非常識な理容室 キャッシュレス決済だけで予約不可

2019/10/21のPRESIDENT Onlineに表記の記事が掲載されていました。

(引用は『』でくくります。 太字と改行は筆者挿入、以下同様)

平均年収が296万円の理美容業界で、「年収700万を当たり前にする」という目標に挑戦している理容室がある。
どうやって高い報酬を支払っているのか。
大阪市内で理容室を展開する「ギークマン」の田中社長に聞いた――。』

正社員としての雇用ではなく、理容師と業務委託契約を結び、キャッシュレスや予約無しによって、理容師への高い報酬を実現している、大阪の理容室Barter the GMを運営する「ギークマン」CEO田中慎也氏へのインタビュー記事。

同社は、経済産業省の『関西おもしろ企業事例集~企業訪問から見える新たな兆:KIZASHI Vol.5 2019上半期特別編』にも

『ギークマン株式会社(大阪) スタイリッシュと効率性を追求したビジネスマン向け大人の散髪屋』として取り上げられています。

このレポートでも、同社のキャッシュレス化、予約制の撤廃(顧客はHP上でリアルタイムに公開されている店舗状況で込み具合を確認)、クラウドカルテによる顧客毎のカットデータの共有などの合理化による顧客満足度の向上と、理容師への高い報酬の両立について記載されています。

生産性向上と顧客・従業員満足度の両立など、他業界でも参考になるかと思います。

 

得意な業務に集中できる環境づくり

以前、介護関連の以下のトピックスでもお伝えしたように、現場で顧客に接する人たちがその業務に集中できるように支援する仕組みづくりは、顧客満足度と従業員満足度、生産性のそれぞれを向上させるためにますます重要になりつつあり、かつそれを実現する手段として、AI・IoTの普及も進んでいます。

AIIoT活用の介護施設にみる生産性向上のポイント>大きく考えて小さく絞る』

RPA、介護ロボットにみる「支援する相手の周り」を考える重要性』

中小企業向けにも普及し始めたAI・IoTのサービスを利用しつつ、自社の従業員や委託先などの関係者が得意な業務に集中できる環境づくりが競争力につながっていることが今回の事例にも現れています。

得意な業務のスキルアップという人材育成と人材確保(自社の魅力度アップ)

PRESIDENTや経済産業省の記事には、今回の事例のギークマン社は、理容師のスキルアップにも力を入れていることが記載されています。

『コニカミノルタの介護データ活用サービスにみる、現場と新技術の仲介者の重要性』
でもご紹介したように、現場の人材と新技術をつなく人材を含めて、そのスキルアップを図ることは、非常に重要な課題であり、かつ自社に蓄積した知見の利活用、育成した人材の継続教育による顧客接点の維持・強化にも繋がる方法かと思います。

以下のトピックスでもご紹介したように、自分の得意な業務でスキルアップを図れるという、人材側から見た際の自社の魅力度の向上の視点からも、

検定試験や資格制度なども活用して、自社の関係者の人材育成を、自社の知見の蓄積と再利用の視点を含めてお勧めする次第です。

ITスキルアセスメントツールGAITにみる「検定」の活用』
日本サード・パーティーが運営する、ITに関する総合的なスキルを定量化・可視化するアセスメントツールGAIT(ゲイト)社の事例です。

『ミニメイド・サービスの資格ビジネス進出にみる、知的資産の転用方法』
「高級ブランド」イメージを毀損させずに事業を拡大するという課題に資格取得という方法を選んだ事例です。

『オプトグループのデジタルマーケター人材の開発研究機関設立にみる「ユーザーを巻き込んだ人材育成」』
自社の知的資産の構築の方法やそこでのノウハウを、顧客や取引先のノウハウ構築や人材育成の支援に利用するという事例です。

 

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