医療分野でのAI、AR、RPAの導入にみるプロセス分解とインターフェースによる繋がりの両立の重要性

手術 医療 AR AI

【今日のポイント】

医療分野においても、AIやAR、VR、RPAなどによる生産性向上の動きは進んでいます。

プロセスに分解して自動化を考え、さらにデータ間、プロセス間のインターフェースも改善することで、この分野でも、プロセスごとに適した自動化と全体最適の両立が図られるものと考える次第です。

 

● 外科医のためのX線ビジョン X-Ray vision is here for surgeons

2019/2/1の1日5分ビジネス英語表記のトピックスが掲載されていました。

(引用は『』でくくります。太字と改行は筆者挿入。以下同様。)

『創設者でCEOのニッサン・エリメレフ氏が率いるイスラエルのスタートアップ企業、オーグメディックスは、医師が何の邪魔もなしに手術を行うのを助ける「X線ヘッドセット」を開発した。
通常、手術は遠くのスクリーンに投影された患者の体のスキャンを見てから、患者に焦点を合わせる必要がある。それは外科医の焦点を乱すだけでなく、手術室の配置にも長い時間がかかる。
一方、オーグメディックスのXvisionでは、医者は患者の体に投影されたスキャンを見て把握する。IRカメラは外科医の前頭部に装着されるので、外科医は思い通りに操作でき、安全性の向上そして手術時間の短縮にもなる。』

患者のスキャン画像を見ながらそのまま手術ができるARヘッドセットが開発されたとのこと。

患者の体だけでなく、必要な患者のデータ、他の医者との連携などにも威力を発揮しそうですね。

● 医療分野にRPAは普及するか? 自動化技術が変える、医療事務の今と未来

医療関係では他にも、2019/2/4のTechTargetに上記の題の記事が掲載されています。

『医療費精算やレセプト請求のような定型的な医療事務作業は、ロボティックプロセスオートメーション(RPA)をはじめとする自動化技術が大きな効果を発揮する可能性があります。

(中略)

医療現場は日々、定型的な書類を大量に発行しています。診断書、診療情報提供書、訪問看護指示書、療養計画書、健康保険傷病手当金支給申請書、障害者手帳、年金手帳など、挙げれば切りがありません。これらの書類もRPAによって電子カルテのデータを加工して、自動的に作成できれば、現場は大幅な業務の効率化が図れる可能性があります。

と、自動精算から始まって、多くの医療事務における書類作成にRPA+AIによる自動化が進み、それにより生産性向上が実現される可能性が指摘されています。

実際に、最近自分が病院に行って治療を受けたときや、定期検診を受けたときなども、治療までの待ち時間はあまり変わりませんが、治療後の会計などについては患者側の待ち時間からみても、以前より効率化が進んでいると感じています。

● 現場データを集約、各種アプリと連携可能なIoTプラットフォーム

一方で、2019/2/4のMONOISTには表記の記事が掲載されていました。

『クオリカは2019年1月23日、現場で発生したデータをクラウド上で集約し、統計分析や各種業務アプリケーションと連携できるIoT(モノのインターネット)プラットフォーム「Bellonica(ベロニカ)」を発売した。現場ごとに管理していたデータを一元管理することで、生産性向上などの課題解決に向けたデータ経営が可能になる。
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「Bellonica」を使ったデータ経営実現イメージ(製造業での事例) :クオリカより

 HTTP、UDP、JSON、CSVなど、IoT領域で汎用的に使用されるさまざまなプロトコルやフォーマットに対応し、各種IoTデバイスからデータを収集する「IoT Data Collector」、収集データを分析できる独自のBI(ビジネスインテリジェンス)ツールといったAPIなどを実装している。これらを組み合わせて使用することで、個別業務ごとのIoT化から全業務を統合したシステム構築までのアジャイル開発が可能になる。』

種類の異なるデータの一元管理による、個別システム、全体システムの開発の迅速化に貢献している事例となります。

● プロセス分解による自動化導入とインターフェース改善による全体最適の両立

プロセス、タスクに分解することで自動化できるところ、人が行うところが見えてくることは、

「働き方改革対応の労務管理サービスにみるAI活用の一つの方向性」

「人工知能の経済学」にみるタスクに分解してAI・IoTによる代替性を予測する方法」

「AIによる契約作成サービスにみる知恵の流れとプロセス」
などでお伝えしてきましたが、

人と機械だけでなく、人とデータデータとデータの間のインターフェースを改善することで、プロセス間を円滑につなげ、全体最適も図ることが可能になってきます。

プロセス単位での生産性向上と全体最適、この2つを両立させることで、あらゆる分野で自動化、生産性向上とサービスや業務レベルの向上が実現できると考える次第です。

 

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