ネットの虚偽報道にみる新たなデジタルデバイドとその対応

フェイクニュース

【今日のポイント】

デジタルデバイドにおいて、情報源へのアクセスの容易さの格差に加えて、情報リテラシーの格差も大きな課題となっていますね。

ネットとリアル双方で複数の情報源を持ってそれらを組み合わせるよう意識することが、この双方の格差への対策として重要かと思います。

 

● 虚位報道、作り話の人口統計の意外な展開
2019/01/23 の1日5分ビジネス英語に表記の記事が掲載されていました。
(引用は『』でくくります。太字と改行は筆者挿入。以下同様。)

『虚位報道は今日大きな問題である。虚位報道は、確認し、監視することが難しいうわさのようなものである。その問題は、インターネットに容易にアクセスできるようになったことで、増加している。ニューヨーク大学とプリンストン大学の研究者たちが行った最近の調査によると、高齢者はインターネットで虚位報道をより共有していることが分かった。米国では、65歳以上の11%がインターネットで虚位報道を共有している。一方、18-29歳は3%だけが虚位報道を共有している。

この主な理由は、高齢者の多くはインターネットを理解していないからだ。彼らは何が本当で何か嘘なのか混乱しており、ソーシャルメディアに慣れていない。彼らは虚位報道の影響力をあまり理解せずに共有している。』

同記事では虚位報道と訳していますが、以下では、虚偽報道と記載いたします。

高齢者と若者の情報リテラシーの格差が広がっていることが、ネットでの虚偽報道を信じて拡散してしまう率の差に窺われるかと思います。

 

● デジタルデバイドの2つの流れ

今回のトピックスや最近のニュースを見ていると、デジタルデバイドに大きく2つの流れがあると感じます。

一つは、今回のトピックスにあらわれているような情報リテラシー格差の拡大(世代間、国家間、受ける教育などの環境)、

もう一つは、

中国の世界最長の橋の建造にみるコントロール出来るルート造りの重要性

の中でご紹介した2018/10/24の1日5分ビジネス英語のトピックス、
3つの異なるインターネットに分けられるインターネット
が採り上げていた、3つの地域(米国、ヨーロッパ、中国)のそれぞれがインターネットを違った方法で規制しており、各地域のユーザーは検索エンジンで異なる結果を得ることになるだろうという予測などにみられるように、

ネット情報自体へのアクセス範囲、その容易性の格差の拡大です。

情報リテラシーを上げるうえで、複数の情報を突き合わせる作業は非常に大切かと思います。

また、ネットだけでなくリアル(人、書籍、自分自身の体験など)を組み合わせることで、地に足の着いた情報リテラシーの構築が図られるものと考える次第です。

 

● 情報源が貴重な知的資産に

上記のように、ネットとリアルで、複数の信頼できる情報源、いわば「情報源のポートフォリオ」を持つことは、企業としても、個人としても、ますます重要になってきています。

知的資産経営報告書を作成する際にも、「情報源のポートフォリオ」という視点から、自社の人的資産や関係資産を見直してみることは、自社の情報リテラシーを高める上でも良い機会になるものと考える次第です。

なお、個人レベルでは、自分で複数の記事、情報を組み合わせて判断する訓練として、現在私が参加してい以下のSIGNALプロジェクトもお薦めの一つです。 

● 関連する本ブログのトピックス

中国の世界最長の橋の建造にみるコントロール出来るルート造りの重要性

便利だがコントロールできるルートを作ることで、自国の行政が規制できない他の自由なルートへの流れを抑制する効果が得られる可能性がありますが、これはマーケティングにおけるお客の動線誘導にも通じるものがありますね。

インターネットを含めて、お客様が通る道筋(情報取得や心理面)をコントロールできないか考える必要性を改めて感じます。

「私の情報収集方法(情報源)のご紹介」
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