吉野家のAIやIoTを活用した睡眠解析プラットフォームの採用にみる生産性向上の打ち手
● 国内初、AIやIoT技術を活用した睡眠解析プラットフォームβ版スタート 第一弾として吉野家との実証実験が決定
2017年10月11日、大手企業向けに睡眠改善プログラム事業を展開する株式会社ニューロスペース(本社:東京都千代区)は、国内で初めて、AIやIoT技術を活用した「睡眠解析プラットフォームβ版をスタートすると発表しました。
https://www.neurospace.jp/post/2017101101
同プラットフォームの実証事業の第一弾として、吉野家が参加するとのことです。
(引用は『』でくくります。 改行は筆者挿入、以下同様)
『本プラットフォームの実証実験として、吉野家のシフト勤務者を対象に、当社開発の新規睡眠計測デバイスおよびその計測データから睡眠ソリューションを提?するモバイルアプリを配布します。
一ヶ月におよぶ睡眠計測と改善?動のレコメンデーション、シフト調整などを通じて、本プラットフォームの有効性の実証とブラッシュアップを?います。』
どれだけ睡眠が改善されるのか、そして睡眠の改善がどれだけ、生産性向上や従業員の健康維持に効果を及ぼすのか、大変興味深いですね。
● 睡眠の改善は、生産性向上の切り札か
このブログでも何度か紹介している、
「神・時間術」 http://amzn.to/2hHhDU7
の著者である樺澤先生の最新刊
「絶対にミスをしない人の脳の習慣」http://amzn.to/2gi9p8n
では、人間の脳の情報処理の仕組みから、ミスやムダの原因を明らかにし、脳科学の視点からその対策を提案しています。
大変分かり易く、実践的な内容なので、是非一読をお勧めします。
(以下に差し支えない範囲で一部ご紹介します)
1>脳のワーキングメモリはIQよりも社会的成功と相関する
2>ワーキングメモリは40歳を超えると低下する(ピークは20代7は絶好調、5,6は普通、3以下は要注)
3>1時間以上のLINEは前頭葉の機能を数時間麻痺させる。かつその変化は不可逆的。
4>運動+脳トレの組み合わせが良い
5>自然の中での運動(決まった動きでない)が効果的
などなど、ミスを防ぎ、生産性を向上させる方法が満載です。
今回の著書の中でも、睡眠の重要性については、脳疲労の回避や記憶の整理などの視点から述べられています。
やはり、睡眠の改善は生産性の向上に効果があることは間違いないようですね。
私自身も、睡眠不足の翌日は、仕事の効率が落ちていることを自覚しています。
最近は、昼食後の仮眠など、睡眠に関わるコンディション作りにも気をつけています。
● 生産性向上にAI、IoTを利用する際の間口を広げる
今までもAI,IoTを生産性向上に利用することは、かなり行われてきていますが、従業員の健康、特に睡眠という就業時間外の活動と結びつけて利用するところが、今回の取り組みの新しいところですね。
知的資産経営における、人的資産の維持・強化をAIやIoTを用いた仕組み=構造資産で図るという視点からも、今回の吉野家の取り組みには注目すべきと考える次第です。
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