新規ビジネスのヒントを探る方法>「落差」のある所にチャンスあり

落差 チャンス

【今日のポイント】

製造業などと比較して、生産管理などの面、AI・IoTの導入などで遅れをとっている農業などの一次産業ですが、その「落差」を利用することで、他業種の進んだ手法を導入すれば、同業他社に対する競争力の向上もまた大きくなることが期待できます。

生産やマーケティングの手法、マネジメント手法などで他業種との「落差」を探すことは、事業革新や自社事業の差別化のヒントになるものと考える次第です。

スマート農業早期実現へ 農研機構と東工大が連携

2019/3/28の日刊工業新聞に表記の記事が掲載されていました。

(引用は『』でくくります。太字と改行は筆者挿入。以下同様。)

『農業・食品産業技術総合研究機構と東京工業大学は27日、超スマート社会「ソサエティー5・0」における農業「スマート農業」の早期実現を目指し、連携協定を締結した。

農研機構の持つ農業技術や研究基盤と、東工大の理工系分野の研究力といった強みを生かし、センシング技術や人工知能(AI)などの活用により、農業の生産性を高める。共同でプロジェクトを進め、産業界の取り込みも狙う。』

実証試験の知見を持つ農業・食品産業技術総合研究機構と、バイオ・エレクトロニクスの技術力と人材を持つ東工大のコラボレーションによって、スマート農業の展開加速を図るというもの。

地域社会の活性化の活性化も含めて期待したいと思います。

 

● スマート農業・スマート水産業

AI・IoT、ICTの農業、水産業への適用については、今までも

「豊岡でのトヨタ式「カイゼン」による農業の生産性向上 にみる知恵の流れとフィードバックの重要性」
でAI・IoTや人工衛星を用いた「見える化」はAI・IoT等の導入が遅れている業界・産業こそ生産性向上の視点から非常に重要な手段になってくることや、

トヨタ方式という、生産管理の進んでいる分野・企業の方法を、他の業界に導入するという手法は、

「(点と点をつなぐための)「知」の効率的導入方法」 でもご紹介した、「最近自業界で重要とされていることに、以前から取り組んでいる他業界から」という知恵と知見の導入方法の適用事例としてスマート農業への取り組みについてご紹介し、

「AI・IoTによる農作物の種子の多様性維持への期待と地元企業のビジネスチャンスの見つけ方」 では、自治体レベルで種子の品種の多様性確保や各地固有の農産物の維持を図る動きとAI・IoTの適用について、

「TrexEdgeが目指すスマートビレッジにみる地方創生における仕事と生活の両立のヒント」では、「職住接近」から「職住一体化」への流れとビッグデータを活用する上で、グローバルなベンチャー同士の連携など、新しい事業連携の流れの双方が進んでいる状況、

「オプティムの農林水産・流通加工・食品産業向けAI・IoT・Robotプラットフォームにみるトレーサビリティ市場の広がり」
で、農林水産業と食品業のバリューチェーン全体をカバーするブロックチェーンを用いたAI・IoTプラットフォームの提供事例などをお伝えしてきています。

前述のように、製造業と比較して、全体としては生産性や国際競争力などで弱いと見られてきた一次産業ですが、

遅れているという事は、AI・IoTやICTなどの導入前後の落差も大きい=効果が高くなるという可能性がりますね。

 

● 「他業種との技術レベルの落差」というチャンスとリスク

現在は、以下のような、無料の衛星画像サービスなども出てきているので、試してみるというハードルは低くなって来ているかと思います。

Tellus(テルース)公式サイト

逆に、こういった技術やサービスをライバルや新規参入者がドンドン使ってくる可能性も今後高まってくることが予想されます。

リスクとチャンスの両面から、AI・ICT導入前後の落差、他の業界との落差、取引先や顧客のバリューチェーン、購買行動などの中で他の部分と比較した時の落差に着目することが、事業改革や新しいビジネスチャンスの探索に有効と考える次第です。

 

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