出版体験セミナ・出版記念講演会に思う「やって見る」ことの価値

出版 書籍

● ビジネス書の出版体験セミナ

先月、今月の企業経営研究会では、出版体験をテーマに、ビジネス書などの出版を経験されている方々の体験談や取材のポイントなど、実体験に基づく実践的なお話を数多く伺うことが出来、大変勉強になりました。

https://sites.google.com/site/kigyoukeieikenkyukai/home

このほか、樺沢紫苑先生の、「いい緊張は能力を2倍にする」「アウトプット大全」など最近の出版記念講演会にも動画セミナで参加しましたが、書籍の内容もさることならが、どんな狙いでその本を書いたのかなど、本の書き方や伝え方という視点からも多くの学びを得ることが出来ました。

 

● 実体験価値の高まり

上記のような体験セミナに出ると、「やったことがある」ということは「知っている」ということよりはるかに価値があることを改めて感じます。

私も、規格に関する入門書を共著で出したことがありますが、そのときにある研究所の先生に監修をお願いしました。

本が出版されたあと、例えば、アマゾンでも監修者を立てると、著者ではなく監修者の名前で通常登録されるので、自分の名前で検索しても出てこないといった経験をしたことで、出版の世界において監修者は著者よりもはるかに格が上であることを初めて知った次第です。

また、アマゾンの個人出版サービスを利用してマニュアル本を出したことがありますが、その登録作業を通じて米国の税法の適用について思ったより面倒な手続きがあり、改めてアマゾンがグローバル企業であることやネット通販は国境を越える(日本で出版しても海外の税法などの影響も受ける)ことを実感しました。

こういった経験はやってみないとわからないので、自分でトライしてみるということは体験の幅を広げるだけでなく、深めるためにも必要だと思います。

 

● 仮想体験と実体験の組み合わせ

読書やネット、AR、VRなどはいわば「仮想体験」であり、自分自身では実現出来ない体験を追体験して知識や知見を得られる重要な機会であることは論をまたないところです。

一方で、実体験を通して得た経験は仮想体験とはまた違って、自身の血肉となるスキルや知見を身につけられる貴重な機会であり、仮想体験を提供する技術・サービスが広がる中で、希少価値が高まって行くものと予想されます。

また、仮想体験、実体験を別々に扱うのではなく、例えば読書のあとで、その内容を要約してアウトプットし、更にその内容を実践してみるといった仮想体験と実体験の組み合わせが、自分自身の体験を豊かにし、スキルや見識の向上に役立つものと考える次第です。

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