「サラリーマンは300万円で小さな会社を書いなさい」にみる事業承継と人材確保のヒント
● 「サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい 人生100年時代の個人M&A入門 (講談社+α新書) 」を読んで
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先日表記の本をアマゾンのリコメンド機能で見つけて読んでみました。
表紙に「堀江貴文氏推薦」とホリエモンさんの写真が大きくアップ出てていて、ちょっと際物かな?と思ったのですが、思ったより丁寧に、論理立てて記述されていたので、中々面白く読むことが出来ました。
著者の三戸 政和さんは、ソフトバンク・インベストメントでベンチャーキャピタリストとして日本やシンガポール、インドのファンドを担当し2011年には兵庫県議会議員に当選し、行政改革を推進されたそうです。
その後2016年日本創生投資を投資予算30億円で創設し、中小企業に対する事業再生・事業承継に関するバイアウト投資を行なっているとのこと、本の内容からも、実際にベンチャー投資などを行っていた経験がうかがえて参考になりました。
なお、この本の元になったと思われる著者のコラムが以下に掲載されていますので、こちらを読むと、本書の概要がつかめるかと思います。
「サラリーマンは退職金で会社を買いなさい-500万円で優良企業の社長になる方法」
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/51636
● サラリーマンの煽りか、事業承継の勧めか
アマゾンの書評などでは、「サラリーマン不動産投資」の次に「サラリーマン社主」の煽りの先鞭という見方も出ていますが、
サラリーマンを対象とした本ながら、コンサルタントや経営者がこれを読むと、
「中小企業はそんなもんじゃないよ」という点を見るよりも、
「サラリーマン(雇われる側)はどんなことを考えるのか、どんなポテンシャルがあるのか」という視点で見ることで、色々な気付きが得られそうな印象を持ちました。(ある意味、これも「盾の両面を見る」、「敵を知り己を知らば」と言えますね)
● M&Aによる事業承継と人材確保
本書では、「サラリーマン社長」ではなく「オーナー社長」になるようにとサラリーマンに提案していますが、
事業承継と人材不足の悩みを抱えている企業からみれば、事業を譲るかどうかを即断することは出来なくとも、M&Aによる事業承継における事業譲渡先に、法人だけでなく、個人も加えることで選択肢が広がるというのは間違いの無いところかと感じます。
また、B2Bで大手企業を取引先とされている方にとっては、日頃お付き合いしている大手企業の方達(当然「サラリーマン」)の一面を垣間見られるという点でも、面白いのではと感じた次第です。
「サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい 人生100年時代の個人M&A入門 (講談社+α新書) 」 三戸 政和(著)
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