「未来会計」にみる「将来予測と打ち手のセット支援」

● 株式会社FBマネジメントと南青山FAS株式会社が「実働型マーケティングPR支援」と「未来会計」のワンストップサービスで業務提携

2018/5/15 株式会社FBマネジメントは、表記のリリースを発表しました。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000027636.html

(引用は『』でくくります。 太字と改行は筆者挿入、以下同様)

今回の業務提携の背景について、
『2025年までに中小企業の約3割にあたる127万社で後継者不在となり、準備には5?10年が必要とされる事業承継ですが、経営者の3人に1人以上が相談相手はいない、70代の経営者でも半数以上が準備未着手との調査結果もあります(※) 。円滑な事業承継を実現するためには、早期に事業承継の計画を立てる事が必要です。
中小企業庁 事業承継ガイドラインhttp://www.chusho.meti.go.jp/zaimu/shoukei/2016/161205shoukei1.pdf

と円滑な事業承継のおける早期の計画づくりとそのサポートの重要性を挙げて、

『企業の事業成長支援を実施する際の「経営計画の策定」も必要です。当社では、これをクライアント様とともに推敲していましたが、この度「未来会計」による承継計画策定支援を行っている南青山FAS株式会社様との業務提携を行う事で、経営計画策定から事業成長支援を行い、より一層具体的な経営計画の策定を行う事ができます。当社のクライアント様には未来会計導入による承継計画を策定を推奨し、南青山FAS株式会社様のクライアント様は当社の事業支援サービスにて支援する事で、計画策定から実行支援までの事業承継支援を双方のクライアント様に対してワンストップで提供致します。』

と、事業承継にも必要な経営計画の策定について「未来会計」による承継計画策定支援を行っている南青山FAS株式会と、同社の事業支援サービスの連携による「計画づくり⇒実行」全体をワンストップで支援することを謳っています。

同社リリースより
https://prtimes.jp/i/27636/8/resize/d27636-8-611425-1.jpg

 

● 過去の数字から将来課題を予測する未来会計

この「未来会計」という言葉に興味を持ってネットで見たところ、

南青山FAS株式会社のサイトでは見つかりませんでしたが、上記プレスリリースでは、

『未来会計は、現在の財務情報から5年後のキャッシュフローを可視化する事で、企業の経営管理体制を支援するサービスです。従来の経理・財務会計では「過去」の財務情報から考えていたのに対して、未来会計は将来キャッシュフローを予測する事が可能となり、適切なファイナンス戦略の推敲が可能な他、事業承継支援ツールとしての活用が可能です。』

と記載されており、また、同社がM&Aやデューディリジェンスの支援業務を行っていることから、企業の将来価値の評価を行うもののようです。

また、「未来会計」という言葉を使ったサービスを提供している企業は、他にも

税理士法人資産税務相談センターが、
『未来会計とは、お客様がお考えの未来像と現在の差を確認し、未来像に到達するための課題を抽出することです。』
と将来像と現状のギャップを会計面から洗い出し、さらにその課題解決を経営計画策定支援や資金繰り改善の支援でサポートしていくことしています。
https://atc.or.jp/management/mirai

また、税理士法人未来会計では、
『現在の企業の状態を示す「過去会計」をもとに、5年後、10年後の企業の理想の姿を明確にして、中長期的な経営戦略をアドバイス致します。
 『未来会計』は未来を予測することによって不測の事態を防ぎ、企業を存続・発展させるために必要不可欠なものであるといえます。  』

と、やはり中長期の企業の将来像を現在の会計情報を元に描き、そこに至るための経営戦略をアドバイスすること、およびリスクマネジメントも支援することを謳っています。
http://www.miraikaikei.jp/miraiyosoku.html

 

● 将来像の予測と打ち手のセット支援

上記の例では、「未来会計」を現在の会計情報から、企業の将来価値を予測し、望ましい将来像を作るとともに、そこに至るための経営計画を策定するツールとして捉えていることが窺えます。

この未来会計の考え方の会計・財務の部分を知的資産に置き換えれば、これはまさに知的資産経営ですね。

また、最初の 株式会社FBマネジメントと南青山FAS株式会社の業務提携をみると、経営計画を立てた後の実行の支援もセットで行っているところが大変重要かと思います。

未来会計においても、知的資産経営においても、
望ましい将来像の想定⇒現状とのギャップからの課題の抽出⇒課題解決と将来像に至るための計画づくり⇒計画実行の支援
という一連の流れを全て考えること、かつこれをワンストップのセットで支援することの重要性を改めて感じた次第です。

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