ロボアドバイザーに考える投資のブラックボックス化と自己判断の重要性

mohamed HassanによるPixabayからの画像

【今日のポイント】

自分の投資ニーズや財産状況を入力してアドバイスや資産管理サービスを受けられるロボアドバイザーの登場。

投資のブラックボックス化にもつながるため、今まで以上に投資のメカニズムの理解や自己判断能力の確保を意識するとともに、このような自動投資が金融経済に及ぼす影響についても目配りが必要になってきていると感じる次第です。

ロボ・アドバイザー

2019/10/2の1日5分ビジネス英語に表記のトピックスが掲載されていました。
(引用は『』でくくります。 太字と改行は筆者挿入、以下同様)

『現在コンピューターから投資アドバイスを受けている人がいる。

デロイト社は、ロボ・アドバイザーと呼ばれるこれらのオンラインで自動化された投資ツールは2025年末までに70億USドルまで到達される可能性があると確信している。

ロボ・アドバイザーは、顧客ポートフォリオを管理して、実際の人の関わりを最小限にする。伝統的な投資企業と違い、ロボ・アドバイザーは大抵の場合、最低資産額を提供せず、手数料は人間のアドバイザーの場合と比べて90%安い。』

最近、フェースブックでよくスマホ画面から投資ができるというアプリの宣伝を目にしますが、これもロボアドバイザーの一つかと思います。

以下の投資関連のコラムも見てみましたが、基本的に長期投資と分散投資を心がけることなど、投資の際の注意点はさほど従来のものと変わりませんが、自分でアセットポートフォリを設定し、更に投資環境に併せて投資配分を変更する手間を省ける点は、投資に(学習面でも、実際の運用面でも)時間を割けない人にとっては、選択肢の一つに入ってくるかと感じました。

『ロボアドバイザーの資産運用で失敗しないために心がけるべき6つのこと』

『ロボアドバイザーとは?助言型と運用型の違いと使い分け方』

投資機関の寡占化とAIによるシステミックリスクの増大

今回の記事からは、「投資機関の寡占化とAIによるシステミックリスクの増大」の可能性も考えられるかと感じます。

ロボ・アドバイジング企業は巨額の資金を運用する必要があるため、中小の投資アドバイザー企業は淘汰されていく可能性が高いかと思います。

その場合に、投資アドバイザーの寡占化が投資家に同じ行動を起こさせるなど、リスクの分散化に影響を与える可能性があります。

また、AIは既存のデータをもとに今後のトレンドを予測するので、

米国のサブプライムローン危機の様な、トレンドやパラダイムの変化には対応が困難なため、例えば米中貿易紛争が予想以上に激化したり、油田の爆発による資源高騰、不動産価格の予想以上の下落などにより、大きな損失を出す可能性も出てきます。

投資のブラックボックス化に対する影響把握の重要性

AIやロボアドバイザーも所詮はツールですが、新技術の導入によって、投資手段のブラックボックス化が更に進んでいると感じるのは、私だけではないかと思います。

自分自身が金融全般やツールの使い方、リスクなどを把握して投資などの活動に使うことの必要性と、

自分は使わずとも、ロボアドバイザーの様な自動投資ツールの普及が金融全体に及ぼす影響が自分や自社に及ぶリスクにも今後注意していく必要性を感じた次第です。

 

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