若者の血液によるアンチエイジングにみる健康ニーズというビジネスチャンスの広がり

輸血 若返り アンチエイジング

【今日のポイント】

若者の血液でアンチエイジングという、吸血鬼映画を思わせるような話題ですが、人生100年時代において、健康ニーズは確実に高まっており、科学技術の発達も加わって、従来の医療とは異なるビジネスチャンスが広がっていることを感じさせます。

 

若者の血液は老化を防げる?

2019/1/25の1日5分ビジネス英語に表記のトピックスが掲載されていました。

(引用は『』でくくります。 太字と改行は筆者挿入、以下同様)

『スタンフォード大学卒のジェシー・カーマジン氏が設立した「Ambrosia Medical」というスタートアップ企業が、若者の血液が高齢者を復活させることができると主張している。既に、ロサンゼルス、サンフランシスコ、タンパ、オマハ、ヒューストンの5つの米国の都市で輸血サービスを開始している。

(中略)

最近の研究では、若者の血漿がパーキンソン病に良い影響を与えると示しているので、その主張にはいくつかの真実があるかもしれない。血漿は正常な血圧を保つためのタンパク質を含んでいる。

カリフォルニアのバイオテクノロジー会社のAlkahestの科学者による以前の研究では、若いマウスの血漿を高齢マウスに注入したところ、高齢マウスは若いマウスのように行動した。』

と、米国のスタートアップが、若者の血液が高齢者を活性化させるとして、米国の5つの年で輸血サービスを開始しているとのこと。

また、若者の血漿がパーキンソン病に良い影響を与えるという別の研究結果や、マウスによる若返りの研究もあるそうです。

流石に、昔の売血とは実態も異なるかとは思いますが、アンチエイジングもここまで来たかとの感を深くした次第です。

 

人生100年時代の社会ニーズ

今回のアンチエイジングや、先日のスタートアップの採用における年齢の問題などについては、

今まで何度かご紹介しているLife Shiftライフ・シフト(100年時代の人生戦略)」

のいう人生100年時代、長寿命化が現実のものとなってきたことが、こういった高齢者の健康志向や就業ニーズの背景にあると考えております。

そして、以下の記事にもある通り、

アンチエイジング以前に、が、個々人にとっても、医療介護の経済的、人的負担の面からも大きな課題になっ健康寿命と平均寿命の差をいかに縮められるかていると、私自身も還暦が近くなってきて実感しています。

「生健康寿命とはどのようなもの? 公益財団法人 生命保険文化センター
https://www.jili.or.jp/lifeplan/lifesecurity/oldage/3.html

2000年にWHO(世界保健機関)が健康寿命を提唱して以来、寿命を延ばすだけでなく、いかに健康に生活できる期間を延ばすかに関心が高まっています。

健康寿命が「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」と定義されているため、平均寿命と健康寿命との差は、日常生活に制限のある「健康ではない期間」を意味します。2016年において、この差は男性8.84年、女性12.35年でした。

前回調査と比べて、男女とも平均寿命・健康寿命の差は縮小しましたが、今後、平均寿命が延びるにつれてこの差が拡大すれば、健康上の問題だけではなく、医療費や介護費の増加による家計へのさらなる影響も懸念されます。健康に配慮する一方で、こうした期間に対する備えも重要になります。』

 

健康ニーズと科学技術の発達で生まれるビジネスチャンス

今回のトピックスからは、輸血の安全性についても気になりますね。

実は、先日友人の医師から、

手術(例えば癌)の際に、現在は安全性の面から、自己血(自分の血)よりも、日本赤十字から購入する血液を使う方を選ぶケースもあると聞きました。

(病気で手術を受ける場合は、その病原体などが血液に入っているリスクも考慮しているようです)

上記のような健康ニーズの増大の中で、医学含めて科学技術の進歩が、医療・健康の分野に与える影響は今後ますます大きくなっていき、そこに従来の医療とは異なるビジネスチャンスも増えていくと感じます。

知的資産経営報告書のSWOT分析においても、100年時代健康寿命をキーワードにAI・IoTや最近のアンチエイジングビジネスなどにアンテナを張ることが、色々な業種において、今までにないビジネスチャンスの発見に役立つものと考える次第です。

 

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