葬儀ビジネスフェアにみる「必ず通過するイベントという市場機会」

葬儀 墓地 葬祭

● 「海洋散骨」「デジタル終活」「ペットメモリアル」etc.
展示ゾーンおよび会場内イベントの全容を公式サイトにて公開!
――フューネラルビジネスフェア2018

2018/5/18 『月刊フューネラルビジネス』をはじめとする各種経営情報誌を発行する綜合ユニコム株式会社では、2018年6月28日(木)・29日(金)の両日、パシフィコ横浜にて『フューネラルビジネスフェア2018』の開催に関する情報を公開開始しました。

http://www.sogo-unicom.co.jp/funeral/fair/index.html

((引用は『』でくくります。 太字と改行は筆者挿入、以下同様)

『超高齢社会・多死社会に突入し、団塊世代が後期高齢者となる2025年を控え、家族葬の一般化や直葬の増加をはじめ、お墓の継承問題、高齢の単身者へのサポートなど、葬祭業界においてもさまざまなテーマが課題になっています。「フューネラルビジネスフェア2018」では、これからの葬送ニーズに対応する新事業提案や最新アイテム、高付加価値サービスなど、葬祭事業者のためのソリューションサービスが集結する展示会と、専門家からの提言、注目企業の様々な取組みなどを学ぶシンポジウム講座を通して、産業のこれからの参考となる情報を発信してまいります。』

と、高齢化社会、特に団塊世代が後期高齢者となる2025年に向けて、葬祭業界の課題を採り上げて、新規事業提案や葬祭事業者のためのソリューションサービスの展示を行うそうです。

「未来の年表-人口減少日本でこれから起きること」
https://amzn.to/2ka56KF

 

でも、2039年には高齢者人口の増加による多死社会化により、火葬場が不足すると予測していましたが、葬祭業界の環境変化も非常に大きいことがうかがわれます。

1日5分ビジネス英語でも、2018/4/24に「死を扱う事業は大事業」という題で、米国の葬儀事情(土葬から火葬へのユーザーニーズの移り変わりに対する葬祭業界の対応)を採り上げていましたが、日本に限らず、海外でも葬祭に関わる社会のニーズや業界が変化しており、それに付随して色々なビジネスも新たに生まれているようです。
https://matt-english.com/podcast/20180424

 

● 「死、葬祭」という必ず通るイベント

「死」は誰も避けられないものであり、従って葬儀・葬祭というイベントも、誰もが通過するものですね。

このイベントについて、上記のフェアでは、「海洋散骨」「デジタル終活」「ペットメモリアル」など様々な葬祭を対象に葬祭事業者をサポートする事業・ツールの提案を行うようですが、

例えば、
2018/4/13に、ERP・基幹業務システムなどITソリューションで中堅・中小企業の企業価値の向上を実現させるFutureOne株式会社は、「終活からアフターケアサポートまで」の事業展開を支え、予算・収支を可視化させる新システム「InfiniOne(R) Funeral」の提供を開始するとリリースし、その中で、

『「葬儀社の事業」は、単に「葬儀」を提供するだけではなく、事前の相談、事後の相談やケアサポートを強化することで、「葬儀の一連の流れをトータルサポート」する複数業態へと変化しています。生前の相談や返礼品・お仏壇の販売だけでなく、霊園の紹介や相続税の相談(コンサルティング)、各種手続きの情報提供や支援、セミナー・講演での情報提供などと事業が拡大しています。つまり、葬儀社は「『終活からアフターケアサポートまで』の事業展開」にシフトしているのです。』

と、葬祭事業の対象市場を終活からアフターケアまでに広げるためのソリューションを提供しています。

同社リリース
https://www.future-one.co.jp/news/2018/20180413.html

また、
ライフエンディング領域でポータルサイト「いい葬儀」「いい仏壇」「いいお墓」と、お別れ会プロデュース「Story(ストーリー)」を運営する 株式会社 鎌倉新書では、2018/2/15に
「VRで自宅にいながら霊園見学(無料)~東京・神奈川の100以上の霊園を比較検討!いいお墓相談サロンでも体験可能~」との題で、
VRを利用した霊園の仮想見学のサービスを開始したとリリースしました。
https://www.kamakura-net.co.jp/newstopics/detail.html?id=3934

このように、AR/VRといった新技術も、葬祭業界に採り入れ始められており、今後大きなビジネスとなる可能性も感じました。

 

● 必ず通る旧来のイベントの変化を探す

「少子高齢化時代における中小企業のビジネスのヒントとは?」
https://wp.me/p9D2bS-fW
で、街づくりの視点から少子高齢化社会におけるビジネスチャンスを採り上げましたが、

葬祭のように、必ず通過するイベントについては、当然ながらずっと昔からそのイベントに関する商品・サービスを提供する業界が存在するわけですが、必ず発生するニーズだからこそ、古い業態、サービスでも通用してきたという面があるかと思います。

そのような業界、イベントにも高齢化のような大きな社会変化が及ぼす影響、AI・IoTやAR/VRなどの新技術が及ぼす影響を見ていくことで、

自社が属する業界、市場で必ず発生するイベントを探し、そこに起こる変化を予測することは、知的資産経営における価値創造ストーリーを描く際の、良いヒントになるものと考える次第です。

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