日産の「オフィスポッド」にみる、「個(ソロ)x」の普及と、新市場のヒント

【今日のポイント】

日産自動車が発表した、「どこでもオフィスワーク」を実現するオフィスポッド搭載のビジネスバン。

新型コロナ下での従来活動の個人化という「個(ソロ)×」の1事例ですが、『個人化」のし視点から自社業務の効率化や課題、また自社商品の新規市場などを洗い出してみることは、事業の見直しの一つとして検討の価値ありと考える次第です。

【目次】

1.日産自動車の「オフィスポッド」
2.「個(ソロ)X」が注目を浴びる
3. 自社の業務や自社商品で「個(ソロ)X」となるものを考える

 

1.日産自動車の「オフィスポッド」

2021/01/14に日産自動車株式会社は、以下のプレスリリースを公表しました。

『特設Webサイト「NISSAN CUSTOMIZE 2021」を公開』
このプレスリリースで、同社は、ビジネスバン、「NV350キャラバン」デスクワークが可能な「オフィスポッド」の搭載について発表しています。

(引用は『』でくくります。太字と改行は筆者挿入。以下同様。)

『エクステリアは、フロント、リアのオーバーフェンダーやボディグラフィックをあしらい、オンロードもオフロードもこなせるオールラウンダーを表現。

インテリアは、都会ではオフィスを車内に格納してプライベートで安全な空間、自然の中ではオフィスをバックゲートから引き出して広々とした開放的な空間を演出します。

また仕事の合間にはゆったりとくつろげるよう、室内からアクセスできる贅沢なルーフバルコニーを用意しました。』

上記オフィスポッドの画像が掲載されている日産サイトはこちら

You Tube上でもいくつか動画が掲載されていますが、大変スタイリッシュとの印象を受けるとともに、購入する人はどんなユーザーかと想像をたくましくした次第です。

 

2. 「個(ソロ)X」が注目を浴びる

今回の記事や以下の記事、また最近の新型コロナ下でのテイクアウトやデリバリー、リモートワークなどからは、『「個(ソロ)X」が注目を浴びる』ことが予出来るかと思います。

 

新型コロナを契機に、リモートワークなど物理的には離れている状態に以前より違和感を感じなくなりつつあるのではないかという感覚をお持ちの方も多いかと思います。

『ニューノーマルの働き方へ オンライン・コミュニケーションをより快適にする「TELECUBE by アイリスチトセ」を共同開発』

2021/2/15のアイリスオーヤマ株式会社のプレスリリース。
完全密封型のスマートワークブースです。

『今回発売する「TELECUBE(テレキューブ)by アイリスチトセ」は、様々な場所に容易に設置できるフルクローズ(完全密封)型のスマートワークブースです。

内部にはテーブルとイス、電源コンセントなどがあり、Web会議等のオンライン・コミュニケーションの快適性の向上と、ソーシャルディスタンスを保ち業務に集中できる環境を提供します。』

企業のオフィス内、またサテライトオフィスや、空き部屋が増えた業務用ビル、カラオケ店等の有効活用など、潜在的な市場は大きなものがあるかと考える次第です。

 

『【プレスリリース】コロナ禍以降、食品・調味料などのトライアル購買が「増えた」53%、おうち時間でチャレンジ料理やマンネリ解消に新たな消費機会。』

2021/2/9の料理写真共有アプリ「SnapDish」 (以下、スナップディッシュ)を運営するヴァズ株式会社のプレスリリース。
『2度目の緊急事態宣言が発出された後の2021年1月調査では、コロナ禍前(2020年2月以前)と比較して手料理する回数が「増えた」(62%)、スーパーに買い物に行く回数が「減った」(45%)の割合がいずれも過去最多となりました。

また、過去2回の調査では40%を占めていた「変わらない」の回答がいずれも30%強に減少していることからも、今回の緊急事態宣言発出を受け、これまで行動が変わらなかった層までもが買物などの外出を控えて自宅で過ごす時間が増え、その分家庭での料理頻度も増えていることが推測できます。』

家庭内での料理頻度の増加は、家族全員での食事だけでなく、個人ごとの食事の機会もまた増加させるものと予想する次第です。

 

また、「1人キャンプ」など、従来はグループで行動していた活動を一人で行う場面も増えてきています。

 

物理的には個別、情報や交流はオンラインで繋がるという形態が、オフィシャル、プライベートを問わず広がり「ソロワーク」「個食」、「個鑑賞」などの「個(ソロ)X」が今後注目を浴びて各種商品やサービスが生まれるものと予想した次第です。

 

なお、上記のスマートブースも含めて、気晴らしや適宜の運動など、心身のコンディションの維持が重要となり、その分野のサービスニーズもソロ(個)での活動範囲が広がるにつれて高まるものと感じます。

 

3. 自社の業務や自社商品で「個(ソロ)X」となるものを考える

テレワークなど始め、ソロ(個人)で行う活動は社内でも増える傾向にあります。

 

契約業務の分野でも、契約案作成やその修正なども、AIによる契約レビューやデータベースの利用によって、かなり一人で行える範囲は増えていると感じます。

 

ただし、個人で行う業務にとって必要な情報、判断する上での知見の共有、個人で行う業務の前後での社内や契約先との交渉や打ち合わせなど、社内外との協業との連携もまた必須であり、そこでは社内コミュニケーションや、知見や案件の状況を共有できるデータベースなどの仕組みも、従来以上に重要となります。

 

ソロワークやソロで行う業務とその活用、課題を洗い出すことは、ウィズコロナ、アフターコロナの双方において、必須の取り組みにとなってくるかと思います。

 

更に、自社内の業務だけでなく、自社の商品のユーザーの使い方、TPOも「個(ソロ)X」の視点から見直してみると、新しい商品やサービスのヒントが得られるものと、検討をおすすめする次第です。

 

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