「ロボットスタッフを解雇した日本のホテル」にみる「イノベーションのライフサイクルの短期間化」と「適材適所のヒント」
【今日のポイント】
ロボットを解雇した日本のホテル。
ロボットでさえスマートフォンやスマートスピーカーに代替される「イノベーションのライフサイクルの短期化」と、人が行うべきこと、ロボットに任せることの切り分けという「適材適所」も進んでいることが窺われます。
2019/01/31の1日5分ビジネス英語に表記のトピックスが掲載されていました。
(引用は『』でくくります。 太字と改行は筆者挿入、以下同様)
色々なロボットが利用されていた中で、業務に適さないロボットを半数以上解雇した日本の「変なホテル」 を紹介しています。
本ニュースの動画
● 「イノベーションのライフサイクルの短期間化」
今回の記事の背景として、まずは「イノベーションのライフサイクルの短期間化」が進んでいることを感じます。
おそらく採用された当初は近未来を感じさせるものとして導入された人間型のロボットよりも、スマホの音声認識や顔認識などが実用面で追い越していく、その中でロボットへの投資を続けることが困難になるなど、新技術への投資・採用の難しさ(今後の競合技術・サービス等の予測の難しさ)が増してきていることが窺われます。
● 「適材適所」によるロボットと人の協働
その一方で、逆説的ですが、人形ロボットにこだわらず、「適材適所」で使いこなすというロボットリテラシーも向上しているとの印象を今回のロボット解雇の記事から感じます。
鉄腕アトムの時代から、ロボットへの親近感を持ち、
以下の記事にもあるように、産業用ロボットでの協働ロボットのような取り組みも進んでいます。
「人手不足対策で完全自動化は逆効果、人とロボットの協力をどのように切り開くか (1/3)」
そして、人とロボットの適材適所での協働は、今後のAI・IoTと人間の協働の参考にもなるものと考える次第です。
PS>ロボットとの心理的な関わりについては、以下のTEDトークも大変面白く拝見しました。
「なぜ人はロボットと感情的つながりを持つのか」byケイト・ダーリング
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