サッカーのAI、ドローン活用にみる先行例の探し方のヒント
【今日のポイント】
既にデータによる戦術分析が普及しているスポーツ分野ではAIの活用も進んでいます。
結果が試合という形で見えやすく、パフォーマンスと画像の親和性が高いスポーツ分野はAI・IoT導入時の先行例を探す際に有望な分野となります。
● 「AI技術はサッカーの可能性をひろげてくれる」 ―白石尚久氏インタビュー
2019/5/7のIoTニュースに表記のインタビュー記事が掲載されていました。
SBVエクセルシオール(オランダ1部リーグ)、アシスタントコーチ/テクノロジーストラテジストの白石尚久氏へのインタビュー記事。
プロサッカーで、競合相手の傾向や対策を練るために、試合や練習の画像(動画)と、チームメンバーの身体データなどをAIを用いて分析して戦術検討に活用するというものです。
● サッカーとドローン
以下の記事に見るように、サッカーの画像を撮る側では、ドローンの活用も進んでいるようですね。
『ドローン撮影 drone shooting』
http://zucc.co.jp/drone/index.html
株式会社ZUCC( http://zucc.co.jp/index.html )の、ドローンによるサッカーなどの戦術分析サポートに関するサービスの紹介。撮影から編集までの作業に加えて、機体の販売や飛行練習のための練習場も整備して、ドローンユーザーを支援しています。
● スポーツとAI・IoTの親和性にみる先行例
ドローンは情報やデータの収集、AIは分析という、情報収集と分析の双方で新技術導入が進んでいることは、上記以外にも多くの記事で目にするところかと思います。
その中で、自社の商品・サービスの使われ方や自社の事業活動を分析するにはどの様なデータが必要かを考え、同じ種類のデータを活用している分野から先行例を探すことが近道となります。
どんな分野から探すかということになりますと、スポーツ、エンターテイメント、軍事産業など、自社よりもPDCAなどのマネジメントサイクルが早く回る企業や業界、結果がわかりやすい業界、お金をかけられる業界ということになるかと思います。
その中で、結果が試合という形で見えやすく、パフォーマンスと画像の親和性が高いスポーツ分野でのAIやドローンの活用は、先行例として他分野でも参考にしやいかと思います。
先日受けた、中小企業診断士のイノベーション支援に関する講習でも、価値を定義しやすく、また色々な切り口を持っているスポーツは、健康分野や医療分野、もちろんエンターテイメント分野を始め、様々な業界のプロトタイプとして活用できる分野と位置づけていました。
御社においてAI・IoTの導入を検討される際に、先行例を探す分野としてスポーツを入れてみてはいかがでしょうか?
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