AIによる言語化の活用(その2)

【今日のポイント】

前回の、AIによる言語化を暗黙知の形式知化に利用する例に続いて、
今回は、主に社外向けの情報発信と情報収集においてAIによる言語化の活用の動きを取り上げたいと思います。

上記の2つの動きは、今後更に加速する事が予想されるため、業界を超えてアンテナを張っておくことも重要と考える次第です。

【目次】

1.AIチャットなどのテキスト処理技術の活用
2.AIの入力と出力双方の五感の複合利用が進み続け、AIのユーザー側や自分の業務を代替される側も、AIと人の使い分け(棲み分け)を継続的に見直して対応する必要性が高まる
3.社外向けの情報発信と情報収集へのAIによる言語化の活用

 

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1.AIチャットなどのテキスト処理技術の活用

前回、『言語化へのAI利用による暗黙知の形式知化と活用の動き』https://wp.me/p9D2bS-2i2で、暗黙知の形式知化にAIによる言語化を活用する動きについてご紹介しましたが、

今回のその続きとして、マーケティングなど社外との関連におけるAIの言語化、テキスト処理技術の活用の動きについて少し見てみたいと思います。

 チャットボットの覇権をめぐる争い Bot war

2023/2/161日5分ビジネス英語に表記の記事が掲載されていました。

https://matt-english.com/podcast/20230216
(引用は『』でくくります。改行は筆者挿入。以下同様。)

27日には、Microsoftは人気のチャットボット「ChatGPT」を搭載したBingの新バージョンをリリースしました。
限られたBingユーザーに提供されたこのアップデートは、ウェブコンテンツを要約したスムーズな文章応答と、複雑なクエリのための新しいチャットボットインターフェースを提供します。新しいサイドバーでは、検索結果と並んで、クエリに対する「インテリジェントな」文章による応答が提供されます。』

ChatGPTは、日本の各ニュースやマーケティング関連のサイトなどでも取り上げられているので、ご存知の方も多いかと思いますが、
Google側も新しいAIサービスを発表しているとのこと。

AIの機能に加えて、利用する言語データの収集力の競争も今後の両者の優劣に影響するものと、今後の展開に注目する次第です。

 

 AI契約書レビュー支援クラウド「GVA assist」が不足単語の説明機能をリリース。経験の浅い法務担当者の契約審査の品質向上と効率化を実現。

2023/2/24に、GVA TECH株式会社https://gvatech.co.jp/)は、表記のプレスリリースを公表しました。

https://gvatech.co.jp/news/20230224
(引用は『』でくくります。改行は筆者挿入。以下同様。)

『今までの不足単語機能は、不足単語が検知されると赤字でアラートが出てきましたが、経験が浅い法務担当者からは「不足単語として検知されたけれど、何が問題かわからない」「今回は直すべきか、どう直すべきか、事業部や取引先に修正した理由をどう説明すれば良いかがわかりづらい」という課題がありました。

今回の不足単語の説明機能がリリースされたことにより、不足単語の一般的な説明文も表示されるようになり、経験の浅い法務担当者でもGVA assistを利用しやすくなりました。』

⇒契約書に限らず、取扱説明書やマーケティング関連の文書作成においても、このような機能は、生産性向上と品質の向上と標準化の双方に有効と感じる次第です。

なお、AIチャットなどの新技術やサービスによるコミュニケーションツールの発展の活用については、以下の本ブログピックスもご参考になれば幸いに存じます。

『コミュニケーションツールとDBの連携による知見の蓄積と共有』
https://wp.me/p9D2bS-2aw

 

2.AIの入力と出力双方の五感の複合利用が進み続け、AIのユーザー側や自分の業務を代替される側も、AIと人の使い分け(棲み分け)を継続的に見直して対応する必要性が高まる

上記の記事や、これも既に有名なGoogleのテキストから画像を生成するAI感情を分析するAIの登場などのニュースからは、

AIの入力と出力双方の五感の複合利用が進み続け、AIのユーザー側や自分の業務を代替される側も、AIと人の使い分け(棲み分け)を継続的に見直して対応する必要性が高まる」事も予想出来るかと思います。

チャットボットや文書レビューの性能競争は、ユーザーの意図の把握能力とソリューション提供能力双方の向上を必要とし、

感情分析AIのように入力情報では文字情報に加えて表情や声の調子なども含めた情報利用出力側では、Googleの画像作成AIの様にテキスト、音声、文字、画像など、双方とも状況に応じて最適な五感の併用を含めた複合利用が進み、かつ技術革新は今後も継続かつ加速するものと思います。

これは、AIサービスの提供側だけでなく、そのサービスを利用する側も、リスクマネジメントを含めて人とAIの使い分け(棲み分け)を継続的に見直す事を求められると共に、
AIに自分の業務を代替される側も、AIの動向を見ながら今後の自分のキャリアデザインを考える必要性が高まるものと感じた次第です。

なお、AIなどの技術開発の動向を予測し、対応を考える上で、以下の本ブログピックスもご参考になれば幸いに存じます。

『今後の技術開発予測に考える、人文科学・社会科学の重要性』
https://wp.me/p9D2bS-2gZ

 

3.社外向けの情報発信と情報収集へのAIによる言語化の活用

前回の、暗黙知の形式知化は、主に社内に存在する暗黙知を対象と考えてお伝えしましたが、

チャットボットや、宣伝文、取扱説明書などの社外向けの情報発信、また、社外情報の収集における顧客の声などの言語化や共通点や相違点などの分析による知見の抽出などにおいても、今後はAIの活用範囲の拡大は更に進む様子は、多くのニュースなどでも既に目にするところかと思います。

このような動きは、生産性の向上、顧客満足度や従業員満足度の向上を通じて、企業競争力にも影響を与えますので、

今後、ますますAIの言語処理技術やその分析結果の提示技術とその適用先については、他の業界含めてアンテナを張っておく必要性を改めて感じる次第です。

 

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