ホワイトデーや送別会にみる「返報性の原理(法則)」の活用
2017年度も、もうすぐ終わり、新しい年度を迎えます。
年度末ということで、3月は仕事もイベントも増えがちで、何かと慌ただしい日を過ごした方も多かったのではないでしょうか?
3月のイベントといえば、やはり異動する方の送別会やホワイトデー、春分の日(お彼岸)などが頭に浮かびますね。
私も職場や家族にホワイトデーのスイーツを用意しましたし、
ここ2週間ほどは、自分のチームのメンバーで退職される方の送別を始め、送別会や期末会が目白押しでした(^^)。
● ホワイトデー、送別会の共通点
期末の送別会は昔から、ホワイトデーも最近はすっかり定着してきた感がありますが、これらのイベントについては、
ホワイトデーはバレンタインデーのお返し、送別会は、お世話になった職場の方へのお礼という意味合いが大きいのではないでしょうか?
このような、何かしてもらうと、お礼を返したくなるという心理状態になることは、
「返報性の法則」あるいは「返報性の原理」として良く知られていることかと思います。
(引用は『』でくくります。 太字と改行は筆者挿入、以下同様)
ウィキペディアでは、「返報性の原理」を
『人は他人から何らかの施しを受けた場合に、お返しをしなければならないという感情を抱くが、こうした心理をいう。この「返報性の原理」を利用し、小さな貸しで大きな見返りを得る商業上の手法が広く利用されている。』
と説明しています。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%BF%94%E5%A0%B1%E6%80%A7%E3%81%AE%E5%8E%9F%E7%90%86
「バレンタインデーと「土用丑の日」の共通点は?」
https://wp.me/p9D2bS-tH
でこういった、風習やイベントをマーケティングの視点からお話しましたが、
「返報性の法則」も、挨拶から始まる組織内のコミュニケーションの活性化やお客様への試供品の提供など、色々な場面で応用されていますね。
また、私が入っている樺澤塾では、返報性の法則の他に、コミュニケーションの活性化や親睦を深める手段として「ザイオンス効果」(短い周期の中で何回も会うことで、親しみが増す)を挙げていますが、こういった心理学上の効果は、マーケティング、コミュニケーションといった分野だけではなく、例えばフェースブックのようなサービスを考える際にも重要な視点となりますね。
自社の知的資産(人材、マーケティングの仕組み、取引先との関係など)を、「返報性の法則」や「ザイオンス効果」のような、心理学上の視点から見直してみると、新しい使いみち=顧客への新しい提供価値や自社の強みの強化策、あるいは改善点などが見つかるのではないでしょうか?
4月からは新年度を迎えますが、今度は新規に入ってくる方の歓迎会やお花見、その他のイベントの際にも「このイベントの裏にある心理学的な効果はなんだろう?」と考えてみると、また別の楽しみ方が出てくるのではと想う次第です。
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