AI・IoT活用の介護施設にみる生産性向上のポイント>大きく考えて小さく絞る

介護 介護施設

【今日のポイント】

徹底したAIIoT導入で労働負担率を4割削減する次世代型介護施設の事例。

現場のキーマン(今回は看護師)に焦点を当てつつ、事業全体の改善についてグランドデザインをしっかり描き、着実に始めることの重要性が現れているかと思います。

「大きく考え、(焦点を絞って)小さく始める」ことは、生産性向上の実効性を上げる手段の一つとなるものと考える次第です。

金沢にAIIoT活用の介護施設、労働負担4割削減

2019/4/24の日本経済新聞に表記の記事が掲載されていました。
(引用は『』でくくります。太字と改行は筆者挿入。以下同様。)

『介護事業を手掛ける高度介護施設運営管理センター(金沢市)は金沢市に次世代型の介護施設を整備し、25日に入居者募集を始める。あらゆるモノがネットにつながるIoTや人工知能(AI)を駆使して入居者の健康状態を見守り、日々のケア記録も自動化する。自動化で看護師らの労働負担を約4割減らす。今後、システムの全国販売も計画する。』

と、高度介護施設運営管理センターが金沢市に設立した次世代型の介護施設備を紹介しています。

AI・IoTを活用して、看護師等の従業員の労働負担を4割削減できるとのこと。

業務記録などの事務作業は、肉体労働が表に出てくる職業でも大きい為、その面からの負荷低減はかなり効果が期待できるかと思います。

高度介護施設運営管理センターのサイトはこちら

介護する人に焦点をあて、そこから全体をみてAI・IoTを活用する

上記の記事では、

「入居者ファーストはまず、看護師ファーストから」を具現化した。』

と、いわゆるCS(顧客満足度)を上げるためにまずES(従業員満足度)を上げる手法と同様に、看護師に焦点を当ててAI・IoTを適用したことを挙げています。

高度介護施設運営管理センターのサイトでは、

『看護師主導で管理・運営』

を謳っており、現場を主導する看護師に焦点を当てた合理化の中でAIIoTと人の役割分担を考え、生産性向上を実現する事例と言えるかと思います。

以前のトピックス

RPA、介護ロボットにみる「支援する相手の周り」を考える重要性」
で、やはり介護の分野に新技術を導入する際に、お年寄りなどの「要介護者」を支援する介護者など「支援対象の周辺」に目を向ける必要があること、

企業の生産性向上で言えば、生産性を向上させる対象の人、組織は当然ながらその周囲のプレーヤーと関わって活動しているため、対象者が関わる活動の全体をみて生産性向上を考える必要が出てくることをお話しましたが、

介護施設全体の業務の流れを把握し、キーマンとなる看護師に焦点を当てて、看護師の生産性向上の視点からAI・IoTを導入することと、軸をブラさずに徹底すること、設備内で閉じずにITによる外部支援なども含めて、介護者と向き合う人ならではの仕事以外の業務負荷低減を行うことは、AI・IoTと人の役割分担を考える上でも参考になるものと考える次第です。

 

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