中小企業のロボット導入支援サイトに学ぶ「総合的支援」の重要性
● 日本ロボット工業会の「ロボット活用ナビ」
先日、一般社団法人 日本ロボット工業会(JARA)のサイト「ロボット活用ナビ」http://www.robo-navi.com/を覗いてみました。
経産省のロボット導入実証事業の説明から始まって、ロボット活用事例やロボットシステムインテグレーターとのマッチング、ロボット導入に関する相談窓口がコンパクトにまとまっており、更にはマニュアルも揃っていて、かなり使いやすいとの印象を受けました。
● AI導入の支援サイトは?
それでは、AI導入の支援サイトはとネットを検索してみた所、
複数の企業が、AI導入支援サービスを展開しています。
(以下はそのほんの一例です)
(引用は『』でくくります。太字と改行は筆者挿入。以下同様。)
・株式会社アイアクトのサイト。 『企業向けサービスとしてもっとも先行し、もっとも事例があり、機能的にも多機能な「IBM Watson」を軸におき、いち早く効果・実感がでる導入方法として、「Watson 開発・導入サービス」をご用意しております。』
https://www.iact.co.jp/service/solution/watson_cogni.html
・2017/8/22のトランスコスモス株式会社のプレスリリース 『対話型AIの導入から運用をワンストップに支援する、「AIトータルソリューションサービス」の提供を開始します。オリジナル対話型AIツール「DECAI(デックエーアイ)」を開発し、また国内トップクラスのAIツール/エンジンを保有する企業各社との業務提携を行うことで、お客様企業のニーズや課題、条件にマッチした最適なAIの導入を支援します。』
https://www.trans-cosmos.co.jp/company/news/170822.html
公的機関では、
中小企業庁の「ミラサポ」の一部 https://www.mirasapo.jp/features/policy/vol51/や
サービス等生産性向上IT導入支援事業のIT導入補助金サイト https://www.it-hojo.jp/
などがありますが、上記の「ロボット活用ナビ」と比較すると、AI導入を考える中小企業にとって残念ながら、まだまだ使い勝手が良いとは言えない段階です。
「ミラサポ」https://www.mirasapo.jp/features/policy/vol51/
● AIの技術的特性か、分野の成熟度か
「他の中小企業がAI・IoTに求めているものは?」http://wp.me/p8EI7Z-k1
で話したように、AI導入支援のニーズはあるが、まだ各企業とも自社のニーズが明確でないようです。
また、支援側については、
AIと一言で言っても色々な技術があり、ディープラーニングだけを取っても複数のシステムがありますが、多様性という点ではロボットも同様であり、
AI技術の多様性の問題というよりは、ロボットほどAIの分野は成熟しておらず、またその成長や変化のスピードも早いため、支援側の体制が追いつていないと思われます。
● AI・IoT導入支援のワンストップサービスを
中小企業のAI・IoT導入の支援にも、ロボット活用ナビのような、ワンストップサービスが必要ですね。
知的資産経営の、人的資産(人材育成)、構造資産(システム自身の導入)、関係資産(専門家の紹介や派遣等)の3分野から、どのようなワンストップサービスを構築すべきか考えることは、
行政に対するリクエストにおいても、自社のビジネスチャンスのヒントにするうえでも有効と考えています。
一方で、人手不足解消についてはロボットによる省力化だけでなく、人材確保力の向上も必要ですね。
「ブランド価値の「見える化」による人材確保」http://wp.me/p8EI7Z-lh
のように、
自社ブランド=お客様や取引先、社会に対する自社の提供価値に関するストーリー作りによって、人材にとって自社の魅力を上げるとともに、認知度を高めることも重要と考える次第です。
この記事がいいなと思ったら、クリックよろしくお願い申し上げます(^^)。
★ 「いちいちブログを見に行くのは面倒、自分の関心のある記事だけ読みたい」
とお思いではありませんか?
「知的資産経営で会社を元気に」公式メルマガでは、
このブログのサマリー、今日の名言などを配信しています。
日々の活動から得た、業務効率化や勉強法などメルマガだけの内容もありますので、ぜひご活用下さい!
バックナンバーはこちらから
http://blank-ex.com/bkn64717/chitekis/
メルマガ登録は以下からどうぞ(^o^)!
https://maroon-ex.jp/fx64717/cIBVFx
お問合わせ(メルアド不要版)
ご質問には、ブログおよび公式メルマガからお答えさせて頂きますので、よろしくお願い申し上げます。