「無知の知」は重要だが、何をすれば良いのか?

【今日のポイント】

環境変化が激しい現在、今までの経験が通用しないなど、過度の自信過剰や思い込みのリスクが高まる一方で、挫折にくじけないための自己肯定感も必要性を増していると思います。

両者のバランスを取る上で、歴史などに学ぶ温故知新実際に使うためのフレームワークとそれを知って活用する事の重要性も高まっていると考える次第です。

【目次】

1.「自己認識」と「自己肯定感」のバランス
2.自分や自社の知識・知見の限界や思考の枠を客観的に知るには?

 

1.「自己認識」と「自己肯定感」のバランス

 自己の知識の限界現在どのような枠組みで物事を考えているかについて、判断基準や価値観も含めて常に認識を怠らないことの重要性は、以下の記事などからも感じる所です。

●  あなたにとっての「勝算」とは? The odds you give yourself

2022/09/13 の1日5分ビジネス英語に表記の記事が掲載されていました。

https://matt-english.com/podcast/20220913
(引用は『』でくくります。太字と改行は筆者挿入。以下同様。)

『自信は、困難な状況下で役立ちます。 そして自信のない人は、しばしば苦労します。
しかし、最近では、過信が災いをもたらすことが、数々の研究で明らかにされています。』

⇒この記事からは、「無知の知」が現代で重要である事を示唆していると感じましたが、

今回の記事に限らず、高齢者が起こす自動車事故、その他の事故や、日頃の自身の行動を振り返っても、過度の自信や思い込みにはリスクがつきものと感じます。

「無知の知」を実践するためには、以下の記事の様な自己チェックを支援する仕組み複数組み合わせて利用する事が、今後は有効性を増すかと思います。

 

● 第10号「高齢ドライバーの三方よし運転」
2022年6月の滋賀県警察本部『交通安全情報紙『ふれあい通信』』の記事。
https://www.pref.shiga.lg.jp/file/attachment/5331122.pdf

 AIやビッグデータの利用も含めて、自分の知識や判断力の限界を認識できる機会を提供する事の重要性が更に高まっていると感じた次第です。


一方で、環境変化の激しい現在、大小を問わず見込み違いや失敗などを味わう事も増えてくるかと思います。

その際に、過度に落ち込んだり、焦ってさらに損害を拡大しないためには、冷静さと共に、自己肯定感も必要になってくるかと思います。

 

1日5分ビジネス英語でも、2022/09/16に、以下のトピックスを取り上げています。

『失敗は成功のもと Failure is the path to success』
https://matt-english.com/podcast/20220916

 ハリー・ポッターの著者のJ.K.ローリング氏スティーブ・ジョブズ氏ビル・ゲイツ氏アインシュタインなど、成功者が過去には挫折を経験しつつ、そこから学んで再起していった事例を紹介しています。

 挫折の経験を糧にして成功を収めた人達は、今回の記事に出てくる事例やケンタッキーフライドチキンの創設者の様に、挫けないだけの情熱と志し、そして経験から学んで活用する謙虚さや実行力を備えていたものと思いますが、
この様な資質も、それを活かすための考え方やスキル、知識も必要になると感じます。

 その様な、自他の経験や歴史から学ぶ機会と学び方を得る事へのニーズもまた、高まっていると思った次第です。

 

2.自分や自社の知識・知見の限界や思考の枠を客観的に知るには?

 上記のように、自己肯定感を持ちつつも、過度の自信過剰にも陥らず、物事を冷静に見て判断するうえで、上記の2022/9/13の1日5分ビジネス英語では、以下のような取り組みを勧めています。

『常に自分自身をテストし、知識のギャップを確認する。
新しい活動を始める前に、各段階を分析し、何が必要かを判断する。』

⇒上記のような姿勢を持ち、かつ実践する上でも、
「失敗から学ぶと同時に、歴史や他者の過去の取り組みと比較して、そから学ぶ機会と、マインドセットなどを整える事の双方の支援へのニーズが高まっている」と感じます。

また、このようなニーズ(それを必要としている状況)を自分たちは持っていることも自覚することが重要かと思います。

そして、冷静に現在の状況を判断するうえで、「何かと比較すること」「認識や確認」では自己認識に限らず非常に重要な手段となり得ます。

この比較において、対象は時間(過去から未来まで)、空間(地域や国、場合によっては地球全体からそれ以外まで)、事象や分野(起きている事象の種類や自社の属する業界以外の分野)まで幅広く捉えておくことが、

業界の境界が変化し続け、地球環境などのように、自社から遠い所で起きた事象が影響を及ぼす事が実際に生じる現在には必要と感じます。

『『歴史思考』を読んでー温故知新とパターン認識によるメタ認知の効用』
https://wp.me/p9D2bS-2ak
でご紹介した、

『世界史を俯瞰して、思い込みから自分を解放する 歴史思考 Kindle版 深井 龍之介 (著) 』https://amzn.to/3SGBlzY や、

『「SF思考」ー物語で見せる未来予測(1/3)』
https://wp.me/p9D2bS-220
でご紹介した、

『SF思考――ビジネスと自分の未来を考えるスキル Kindle版藤本 敦也 (著), 宮本 道人 (著), 関根 秀真 (著) 』
https://amzn.to/3hOHZ6o
などが語っているように、

世界の歴史や他業界も含めた過去の取り組み事例や現在の動向を知るとともに、
それをもとにして、SFのような思考方法発想の拡大と構想化に繋げるフレームワーク自身についても、アンテナを張っておくことをお勧めする次第です。

 

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