●　セールスフォース・ドットコム、小規模・スタートアップ企業向け CRMアプリケーション群「Salesforce Essentials」を国内で提供開始

2018/5/18 セールスフォース・ドットコムは表記をリリースしました。

https://www.salesforce.com/jp/company/news-press/press-releases/2018/05/180515/

小規模・スタートアップ企業向けに世界No.1のCRMプラットフォームをベースに構築されたエントリー版アプリ製品群「Salesforce Essentials（セールスフォース・エッセンシャル、以下Essentials）」を国内で本格展開するとし、その第一弾として、Sales Cloud EssentialsとServiceと Cloud Essentialsの二つのアプリの提供を開始しています。

『この度本格展開するEssentialsによって、小規模・スタートアップ企業は、設定や保守などがよりシンプルで使いやすくなった営業およびカスタマーサービスを支援するアプリを利用して顧客とのつながりを強化することができます。

また、将来的な事業成長に応じて新機能を追加することも可能となります。』

と、現在の取っ付きやすさと将来の拡張性の両立を謳っています。

●　お客のお客まで考えることで、お客の将来も予測する

「ＳＡＳ、ＡＷＳ、セールスフォース・トッドコムのソリューションにみるAI時代のプラットフォーム戦略」
https://wp.me/p9D2bS-t7
で、セールスフォース・ドットコムのＭＣ（Marketing Cloud)は、導入したクライアントが自社の顧客に関する情報とその分析による「顧客理解という人的資産や構造資産資産」を蓄積・強化させていくのを支援しており、

さらに、多様なメディアによる顧客提案のソリューションも提供しているので、クライアントの「関係資産」の強化をも同時に支援しているとお話しました。

LINEを利用したコミュニケーションなどもその一面かと思います。

●　お客の将来像まで考えてインターフェースを設計する

セールスフォース・ドットコムの今回の製品は、中小企業の課題であるリソース不足への対応にフォーカスして、
ＡＩによる自動化、省力化により小規模な事業の立上げを容易にするとともに、1つの完全なプラットフォーム上でサービスを提供することによって、顧客企業の成長に応じた拡張も可能とすることを図っています。

この様に、お客の現在のリソースと今後の成長の双方をにらみつつ、使い勝手の良いインターフェースを設計している事例と言えるかと思います。

さらに、
『Trailheadを使って、今すぐスタートし、らくらく学習：小規模・スタートアップ
企業の多くは、業務改善のためのトレーニングに割く時間とコストを確保することが難しく、最新ツールを使いこなすことができずにいます。Trailheadは、セールスフォース・ドットコムのインタラクティブなオンライン学習環境です』

と使い方の取得を併せて支援することも、サービスプラットフォームのインターフェースとして重要な視点の一つと考える次第です。

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