「英語の学習法」から考える「人材開発へのITと脳科学の利用」

英語学習

● 「英語やり直し」を成功させる4つのアドバイス

2018/4/21の日経ビジネスに表記の大阪観光大学国際交流学部教授 池田 和弘氏による英語学習の4つのポイントに関する記事が掲載されていました。

http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/skillup/15/093000004/041900060/

((引用は『』でくくります。 太字と改行は筆者挿入、以下同様))

音声と組み合わせる

 1つ目は、何をするにせよ必ず音声と組み合わせた学習をするということ。
(中略) 子供たちの勉強の様子を見ると、漢字やひらがなの学習はまず音読から始まります。読み方も分からないまま黙読の授業が進められることはありません。身に付かないからです。これは英語もまったく同じで、良文を、音声を聴きながら口に出して読み上げるようにすると、リーディングの基礎ができるだけでなく、スピーキング力にもつながります。』

声に出す

 2つ目は、必ず声に出して練習することです。これについてはたった今触れましたが、リスニングのスクリプトやリーディングの文章を、音を聴きながら読み上げる、あるいは音を聴き込んだあとにそっくり真似して読み上げるーーこれがもっとも確実に英語が身に付くトレーニング方法です。
(中略)
今のIT時代の凄いところは、テキストを自動で読み上げてくれる機能やソフトがすぐ手の届くところにあるということです。
(中略)
言葉の本質が音である以上、まずは音(と意味)を頭に入れ、それをベースに読み上げて練習すると学習の効率は間違いなく上がります。』

日本語を活用する

 3つ目は「英語を英語で」を妄信せず、日本語をうまく活用することです。
(中略)
和訳をさっと見て取り組むようにすると、脳が活性化するため、集中した状態で英語をつかみ、深くトレーニングすることができるようになります。

 ある程度英語が出来る人なら、わざわざ全文の和訳がなくても、タイトルが日本語であるだけで、集中力がまったく違ってくるものです。
(中略)
教材類が実際のところどうなっているかというと、じつは(まるで反比例するかのように)日本語をうまく活用するケースがとても多くなってきているのです。たとえば、高校用の教材類にはリーディング教材でさえ、チャンク訳(意味の塊ごとの訳)に加えて音声までもが付いている例が標準となってきています』
(中略)
ただ、ICTを使って、「これが自動詞で…」とか「瞬間動詞というものがあって… 」などと解説している動画を見ていると、情報通信技術の発達と、英語の教え方の発達とはまた別の物であるとも感じます。最先端の情報通信技術を使って旧態依然とした文法を教えていたのでは、英文法解説がなくなるどころか、ますます深く広く根をはる可能性もあります。』

文法を捨て去る

 4つ目のアドバイスは、やはり文法への妄信を捨て去ることです。』

と、読解と音声を組み合わせる、声に出して読む、日本語も活用する、文法を覚えるよりは文章の形をそのまま覚える方に注力する
という4点について、更にITなどのツールの使い方やその注意点についても述べられています。

田中氏の公式サイトはこちら
http://kazuhiroikeda.com/

 

● ITの活用と注意点

上記の記事でも、IT(スマホなど)の活用、特にテキストの読み上げ機能の有効性について、リーディングとリスニングの同時活用の点から述べられています。

また、「旧態依然の文法の教え方」を「動画などの最新技術」で教えることは、むしろ有用でない方法がひろがってしまうという課題を持っている点について警鐘を鳴らしています。

この点は、コンテンツとメディアの関係として大変興味深く感じました。

『SNS映えとインスタ映えの支援サービスにみるコンテンツの重要性』
https://wp.me/p9D2bS-pH
で、メディアとその使い方がお客様へのアピール力やプロモーション力の違いを通して、自社の競争力に影響することはもちろんですが、それ以上にメディアに載せる「良質のコンテンツ」を自社で蓄えていくことが必要になってきているとお話し、

「自分も「ジブリ」になれる?、「アイデア・コンテンツ」の重要性と実現スピード競争」https://wp.me/p9D2bS-hN
でも、マーケティングサービスの充実によって、逆に今までよりもアイデアやコンテンツと言った知的資産の重要性が高まるとともに、それを実現させるスピードも今まで以上に要求されることになるという点についてお伝えしましたが、

「英語学習」という「コンテンツ」についても同じ見解が述べられているという点は参考になるものと思います。

 

● 脳科学の視点

今回の記事で、もう一つ私が関心を惹かれたのが、

『高校用の教材類にはリーディング教材でさえ、チャンク訳(意味の塊ごとの訳)に加えて音声までもが付いている例が標準となってきています』

チャンク(意味の塊)の活用がすでにかなり進んでいるということでした。

樺沢塾などでも、脳のワーキングメモリ(一時的に記憶し、思考や作業に用いる単記憶領域)は3つ位まであり、これを有効活用する方法の一つとして、

数字やデータなどを3つまでのチャンクにまとめる(例>電話番号を3つの固まりに分けて覚える)

ことを推奨していますが、このような脳科学的にな視点が教材づくりに活かされていることは大変心強いですね。

 

● 人材開発におけるITと脳科学の活用

英語学習に限らず、ITや脳科学(心理学)の活用は、
少子高齢化社会における生産性向上や働き方改革の中で大変重要かつ大手企業を中心にかなりのスピードで進み始めています。

中小企業においても、人的資産である人材の活用・育成において、ITの活用は必要になってきていますが、その際に脳科学や心理学、あるいは今回の英語学習のように、学習対象に応じた適切なコンテンツをITなどのメディアに載せるというコンテンツからの発想・設計が重要であることを改めて感じた次第です。

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