ハロウィンにみる「見えないもの」のアピール

● ハロウィンの由来

10月の行事といえば、ハロウィン。以前はディズニーランド等のテーマパークやお店のイベントというイメージがありましたが、最近ではすっかり定着してきましたね。

そのハロウィンの由来について、株式会社シーガルが発行している「歳時記カレンダー」
http://seagull-calendar.com/products/saiziki/

では、ハロウィンの由来は先祖供養と収穫感謝の儀式で、カボチャのランタンは祖霊を家に導く目印と説明していました。

日本のお盆や正月とも似ていますが、こういった行事の中で、仮装という手段と「訪れる神様が目に見えない」という点との関係についての解説が、大変面白いと感じました。

● 「仮装」と「見える化」

目に見えない神様を導くための目印としてのカボチャやお盆の灯籠などは、「見えないもの」本体は見えないままに扱うためのものですし、秋田の「ナマハゲ」のように、仮装によって「見える神様」に変える、またハロウィンの仮装のように祖霊と一緒に来る悪霊を追い払う手段が元になっているなど、一言で「仮装」といっても、その本来の意味・目的は様々だということですね。

歳時記カレンダーを読んで、「仮装」とも通じる、いわゆる「見える化」ということについても、その由来と目的は色々ではないかということに改めて気が付きました。

トヨタの「カンバン方式」は、見える化の例として有名ですが、これは仕掛品などの管理や、製造ラインの運行状況を可視化するもので、その目的は「管理」です。

一方テレビコマーシャルで洗剤が汚れを洗い落とすイメージ動画を流すのは、視聴者に洗剤の効果を見せる「アピール」が目的です。

このように「見える化」もイベントの「仮装」と同じく、その由来・目的から適切な手段を選ぶことが重要ではないでしょうか。

 

● 由来と目的から「見える化」の手段を選択する

「見える化」は、知的資産経営においても本来見えない知的資産を認識して共有する重要な手段ですが、どんな手法を選ぶか考える際に、その手法の由来(「管理」からきたのか、「アピール」からきたのかなど)を意識して使い分けることで、更に効果的に使えると考える次第です。

皆さんもハロウィンのイベントに参加したり、テレビで見たりしたときには、「仮装」の意味や「見える化」という視点を思い出していただければ、より深く楽しめるかと思います。

このような「見える化」の視点からも、知的資産経営報告書の作成や、知的財産に関する契約(こちらは、「将来の取引リスク」の見える化とその対策ですね)についてお手伝いさせていただきますので、お気軽にご相談下さい。

 

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