ネットフリックスとディズニーの戦いにみる、事業ポートフォリオにおけるリアルとネットの組み合わせの必要性

ポートフォリオ

【今日のポイント】

巣ごもり消費が増える中で、ネットフリックスとディズニーの競争は、現時点でネットフリックスに追い風が吹いているように見えるところですね。

事業ポートフォリオにおいてリアルとネットの組み合わせ方とその変更の仕方について、複数の選択肢を優先順位を付けて用意するためにも、普段から環境変化と自社事業の関係を把握する作業を行っておくことの必要性を感じる次第です。

●ネットフリックスとディズニーの間のウォール街の闘争

2020/04/22の1日5分ビジネス英語に表記のトピックスが掲載されていました。

(引用は『』でくくります。太字と改行は筆者挿入。以下同様。)

『1月以降、ネットフリックスの市場価値は500億ドル増加している、同じ期間にディズニーは約660億ドルを失っている。

この数字は主に2つの異なるアプローチによるものである。

ネットフリックスの収益は完全に有料定期購読によってもたらされるが、ディズニーの収益源は観光地(テーマパークを含む)、商品販売、およびビデオコンテンツの組み合わせである。』

この二社の収益構造の違いが現在のコロナウィルス禍で業績の違いをもたらしているとの分析については、一方で有料定期購読(サブスクリプション)のみと複数の収益源確保という点が、今後のリスクマネジメントの上で、どのように働くのか、今後も要注目と感じた次第です。

 

● 事業ポートフォリオにおいて、ネットとリアルの双方およびその組み合わせ

今回の記事からは、「事業ポートフォリオにおいて、ネットとリアルの双方およびその組み合わせが重要となる」ことが窺えるかと思います。

サイバーセキュリティなども含めて、リアルの価値とそれをネットと組み合わせることが必要となってくると思いますが、セキュリティだけでなく広義のリスクマネジメントとして、複数の事業を持つ事業ポートフォリオの組み方が、今まで以上に重要になって来るかと思います。

 

また、VUCA(Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、 Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性))の時代には、ポートフォリオの見直しも今までよりは頻繁に行う必要が出てくるものと予想しています。

現在のコロナウィルスの事態と収束後の双方に対応していくためにも、リアルとネットの双方で顧客に提供するコンテンツ(商品とサービス)やノウハウ(顧客対応等)を蓄積することと、それらを柔軟に組み合わせることで、提供するチャネルの選択肢を増やしておくことが、

市場の拡大やリスクマネジメントのうえで、エンターテイメント業界だけでなく、他の産業でも今後ますます求められていくものと改めて感じさせられた次第です。

とはいえ、経営資源(リソース)には限りがあるため、その中でどのように選択肢を増やしていくのかは悩ましいところですね。

自社にとっての優先順位をつけるためにも、外部環境と自社事業の関係を体系的に整理しつつ、環境変化をモニタリングする上で、知的資産経営報告書や経営デザインシート作成などで行う、SWOT分析や自社の将来像を描く作業をしてみることが、普段の備えとして有効なものと考える次第です。

 

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