ゴルフシミュレーターの人気にみる、「過去の失敗例・特殊ニーズ向け商品」を見直す価値

ゴルフ

【今日のポイント】

コロナ対応でゴルフ場も苦境に立たされている今、海外ではゴルフシミュレータが人気とのこと。

このようなシミュレーターは、簡易なものはだいぶ前から出ていましたが、過去の特殊ニーズ向けなど普及に至らなかった商品を今の技術と市場ニーズから見直すことは、新規商品開発の有効な手段の一つであり、そのためにも過去のトライアルは成功・失敗問わず、その要因とともに知的資産として蓄積することが重要と考える次第です。

 

 新型コロナウイルスが「ゴルフ場」に与える影響は?

2020/3/3のM&A Onlineに表記の記事が掲載されていました。

(引用は『』でくくります。太字と改行は筆者挿入。以下同様。)

『新型コロナウイルスがゴルフ場経営にも影響を与え始めた。国内女子ゴルフツアーの2020年シーズン開幕戦が中止となったのをはじめ、一般プレーヤ-のコンペ中止や予約のキャンセルなども目立ってきた。

ゴルフ場側も感染予防や拡散防止のため、従業員の体調管理やマスクの使用、レストラン、浴場などでの消毒といった対策を打ち出しているほか、無料でキャンセルに応じるゴルフ場も出てきた。』

飲食サービスの停止や、スループレー枠の増加など、ゴルフ場運営会社も工夫しつつこの危機に対応していることが窺われます。

 

また、ゼンゴルフレンジ尾久店では、以下のように遠隔レッスンの導入も始めています。

『コロナウィルス感染拡大防止の取り組みについて② 2020.04.17』

『遠隔レッスンの導入(実施中)

インターネットを使って、離れた場所に居るプロがシミュレーターを遠隔操作し、レッスンが出来る仕組みの構築を進めています。』

オンライン化の波が、シミュレーションゴルフなどあらゆる分野・業界に押し寄せていることを感じた次第です。

 

 

● 自宅でティーショット! Teeing off…at home!

ゴルフシミュレーションについては、2020/04/10 1日5分ビジネス英語に表記のトピックスが掲載されています。

『コロナウイルスが発生する前から、ゴルフシミュレーターは強力な市場成長を記録していた。

彼らは通常、巨大なシミュレーター画面とティーオフする人工芝の場所がある。

お気に入りのゴルフコースをグーグルマップのように完全にマッピングして読み込んで、ティーオフしながら実際にその場にいるような体験を提供し、その後はカリフォルニア州にあるペブルビーチゴルフ場、ウィスコンシン州にあるウィスリングストレイツゴルフコース、または英国のセントアンドリュースのオールドコース(いわゆる世界で最も古いゴルフコース)をバーチャルで「歩く」ことができる。

さまざまな予算に合わせてたくさんの選択肢がある。』

かなり高額な商品もあるようですが、自宅でも良いからゴルフなどのスポーツを楽しみたいというニーズは今後も高まりそうですね。

日本では、梅雨時までこの状況が続くと戸外の散歩もできないので、屋内向けの自転車や、ルームランナーのような商品のニーズがさらに増加するのではないかと思っております。

 

● 「温故知新」と「螺旋的発展」で過去のトライアルを見直す

上記の一連の記事からは、「過去の普及トライアルの失敗や、マニア・特定業界向けの商品が再度陽の目を見るケースが増える」ことが予想出来るかと思います。

私はゴルフはやりませんが、いまから7,8年近く前に、勤務先の方から、スマホの加速センサーを利用した、ゴルフシュミレーター(腰にスマホを付けてスイングすると、自分のフォームなどをチェックできる)を見せていただいたことがありました。

その頃は、まだ一部のマニアで留まっていたようですが、

XRやAI、センサーの技術が進み、一方でコロナウィルス対応のように、自宅で過ごす時間が増えるとともに、高齢化の中で、健康維持のためにも自宅で手軽に運動を楽しみたいなど、元々あったニーズが再度高まってくるものと思われます。

また、病院での感染防止や医療崩壊回避の観点から、
子供の視覚障害をスマートフォンでモニタリングできるシステム「 GoCheck Kids」
のようなオンラインで使われる検査ツールも、医療機関での使用を超えて一般ユーザーが健康管理や治療の経過管理に使うニーズが高まることも予想されるかと思います。
(アマゾンやアップルなどはこの分野にかなり注力しているとの記事や本を目にする機会も増えています)

上記のように、今まで一部マニア向けや特定の業界で使われ、一般に普及するには至らなかった商品・サービスに再度陽の目があたり、今回のシミュレーターのような高額商品と低額商品の双方で普及していく温故知新・螺旋的発展のケースが増えていくものと考えた次第です。

● 自社や他社の失敗例、特殊ニーズに留まった商品・サービスを見直してみる

以前やってみたが売れなかった商品、特殊なニーズ向けで留まった商品やサービス今の技術とニーズ(ユーザーの新しい使い方など)から見直してみることは、新商品開発の一つの有効な手段かと思います。

一度やったものなので、知見もあり、先行者利益を取りやすいというメリットが得られます。

また、同じように今後も自社の失敗例をその原因とともに記録しておくことで、貴重な知的資産の構築を効率的に進められることが期待できます。

逆に成功例についても環境が変われば失敗するリスクがある(強みが弱みに、弱みが強みに変化していく)ということになりますね。

失敗例、成功例とも、特にユーザーの使い方などに注目しながら、その原因や環境を含めてデータベース化しておくことを、知的資産経営の面からもお勧めする次第です。

 

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