就職ランキングにみるAI時代のキャリアデザイン優位の傾向と中小企業のチャンス

● 【ビジネス解読】“消える日本企業” 激変の就職ランクを席巻したのは…
2018/10/15の産経新聞に表記の記事が掲載されていました。

(引用は『』でくくります。 太字と改行は筆者挿入、以下同様)

『戦後の日本の安定雇用を支えてきた就職・採用活動ルールの廃止、見直しをめぐる議論が高まる中、人気の就活サイトの人気企業ランキングから“日本企業が消える”異変が起きている。そもそも、優秀な学生は大企業に就職せず、起業を選択するという時代。人気の就職先から「キャリア官僚」が姿を消し、さらには一流どころの日本企業の名も消滅しつつある。就活戦線に何が起きているのか-。』

と、学生の就職先人気企業ランキングにおいて、日本企業が後退し、さらに、優秀な学生の起業志向が強まっていること、また「キャリア官僚」の人気も衰えたことなどを記載しています。

 

● 処遇からキャリアデザインへ

同記事では、外資コンサルがランキング上位に入っている背景として、若い時から経営に身近な経験ができる、社外に通じる市場価値、専門性の向上などが高給と相まって外資コンサルの魅力となっていることを指摘しています。

この傾向は、以前からありましたが、ランキングという統計的な数値に大きな影響を与えるほど顕著になってきたということかと感じます。

私がお手伝いしている講座の学生さんを見ても、ここ数年、コンサルファームか起業かという方が着実に増えていること、起業することを特別なことと感じていないとの印象を持っています。

 

● 社員本人のキャリアデザインから、採用・人材育成を考える

上記の外資コンサル等が持つ魅力というのは、高給などの処遇を除けば、若いうちから会社全体、あるいは業界全体を見て仕事が出来るなど、中小企業やベンチャーと共通するところもあるかと思います。

就職時に、就職先や職業に何がしかの「安定」を求め、リスク対応を考えるのは、今の学生さんも昔の私達も変わりはありませんが、

「安定」の意味が、一つの会社での安住から、キャリアデザインの選択肢の確保に移りつつあることが今回の記事からも窺わえるかと思います。

このように、社員のキャリアデザイン、それも自社の中だけでなくその後も含めたライフデザインから採用すべき人材やその後の育成、リクルートの際の自社のアピール方法などを考える必要が出てきているかと思います。

そして、このようなキャリアデザイン、ライフデザインの見える化知的資産経営報告書も活用してはいかがかと考える次第です。

なお、今後の社会変化を中長期的に幅広くみて、キャリアデザインやライフデザインを学生や若者がどのように考えていくかを想像するうえで、
ライフ・シフトなどの書籍も参考になるかと思います。

「LIFE SHIFT(ライフ・シフト) 2016/10/21 リンダ グラットン (著), アンドリュー スコット (著)」

 

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