「恵方巻き」とフードロス(食品廃棄)から考えるビジネスチャンス

● コンビニ恵方巻は食品廃棄問題の「象徴」だ

2018/2/2DIAMONDオン・ラインに表記の記事が掲載されていました。
http://diamond.jp/articles/-/158130?utm_source=daily&utm_medium=email&utm_campaign=doleditor
(引用は「」でくくります。 太字と改行は筆者挿入、以下同様)

「恵方巻には、手作業で手巻きするものと、生産拠点で大量に工業生産されるものとがある。

 食品ロスの観点から言えば、コンビニチェーンなど向けに工業生産される恵方巻が問題となる。

 つまり、食品を工業生産する場合、1回の製造工程ででき上がる量は膨大になる。その結果、どうしても大量のロスが生じてしまうのだ。

(中略)

 次に、問題と思われるのは、チラシ制作終了後に廃棄される恵方巻がバカにならないほど多いということだ。

 我々消費者が手に取っている恵方巻などのさまざまな食品のチラシ。

 当然ながら、この写真を撮るためには、写真撮影用に試作しなければならない。撮影が終わったら、用済みだ。筆者が全国のスーパーマーケットの社員291名に聞いた結果でも、「スーパーチラシ制作における商品撮影時に終了後廃棄」という現場の声があった。

(中略)

 チラシ制作においては何よりも“見栄え”が重視される。チラシに掲載されるまでには、綺麗に仕上がらなかった恵方巻もあるだろう。

 試作されるサンプルは、チラシの撮影だけでない。

 食品メーカーがスーパーマーケットやコンビニエンスストアに商品を入れてもらうための商談では、新商品のサンプルを持ち込む。毎年、春や秋に全国で行われることの多い新商品発表会や食品展示会では、試食やサンプルが配られ、余ったら廃棄することが多い。」

と、大量生産に依るロス、見本・サンプルとして製造された商品のロスを採り上げています。

この他、流通経路における期限(賞味期限、消費期限など)の影響として販売店に納品される「納期期限」が短いために、販売店に並ぶ前に廃棄される食品のロスなど、商慣行に起因するフードロスも大きな問題として指摘されています。

 

● フードロスに対する新規ビジネス

上記の記事の後半では、フードロスを減らしつつ、売上や利益も伸ばしている企業の事例も紹介し、「SDGs(Social Development Goals:持続可能な開発目標)」を取り入れる先進的な企業を目指すことを、恵方巻きをきっかけに考えてほしいと結んでいます。

私は、上記の記事を読んで、先日1月20日の1日5分ビジネス英語が
「醜い食べ物のうまい使い方 ‘Ugly food’ has good use」

http://www.wisdomsq.com/contents/bepod/20180120.html

という題で、世界の食品廃棄から出る温室効果ガスの量は、米国、中国についで3位の量であり、

「国家資源防衛審議会によると、食物のほぼ40%は食べても安全であるにもかかわらず、捨てられている。」

と話していたのを思い出しました。

1日5分ビジネス英語でもフードロスを減らすビジネスとして、以下のような取り組みを紹介しています。

「2015年に設立された、ホールフーズの1部門であるインパーフェクトプロデュースは、欠陥のあるフルーツと野菜を、市場価格よりも低い値段でサンフランシスコベイエリアの顧客2,200人に配達している。

メリーランド州にある創業2年目のハングリーハーベストは、欠陥のある野菜やフルーツをワシントンDCとフィラデルフィアの住民に、1箱当たり15ドルから35ドルで配達している。
12月に、最寄りの店やレストランによる余った食品の投げ売りを知らせるgoMktと呼ばれる新しいiPhoneアプリが公開された。」

ホールフーズのような、ある意味セカンドブランドのような商品販売だけでなく、
近くのスーパーやレストランの食品の投げ売りを知らせるスマホアプリというのも、大変面白い試みかと思います。

 

● 社会課題とビジネスチャンス

以前、「少子高齢化時代における中小企業のビジネスのヒントとは?」
https://wp.me/p8EI7Z-fW
などでもお話しましたとおり、少子高齢化や、環境問題などの社会課題は事業環境の潮流をみる重要な要因であり、視点となりますが、

少子高齢化、地球温暖化など大きな社会課題と、コスト削減や低価格の商品の提供などの顧客や自社のニーズを組み合わせることで、新たなビジネスチャンスが生まれることが、上記の取り組み例などからも見て取れるかと思います。

さらに、スマホのアプリベースでも大きな社会課題に対応するサービスは提供出来るということを示してくれていますね。

自社ではとても対応出来ないと思うような大きな社会課題でも、これをバリューチェーンや関連するプレーヤー等の切り口でブレークダウンして、そこに自社の知的資産を活用できないか、またそのためにスマホアプリのような手段を新たに導入したらどうなるかと考えることが、時流に乗ったビジネスチャンスを見つける良い手段になると考える次第です。

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