スマートフォンの会社支給における従業員へのマーケティング視点

● モバイル端末のコスト、交換タイミングなど:スマートフォンを会社で支給する際にまず考えるべき4つのこと 

2018/10/28のITmediaに表記の記事が掲載されていました。

(引用は『』でくくります。 太字と改行は筆者挿入、以下同様)

『 会社のモバイル端末戦略をITがコントロールして、モバイル端末使用のメリットが確実にリスクを上回るようにするための手段を、以下に紹介する。』

として、モバイル端末のコスト面(通信料の負担割合とルール、私物端末の業務利用時のルール等)、モバイルアプリポリシーの作成(使用・インストールするアプリの制限範囲等)、モバイルのデータ収集による組織そのものに関する掘り下げたインサイトの取得、モバイル端末の更新・入れ替えなどの面から、会社支給のモバイル端末を従業員に支給する際にメリットを最大化し、デメリットやリスクを最小化するための視点について紹介しています。

モバイルアプリのポリシーなどのブラックリストとホワイトリストの使い分けなど、モバイル端末に限らず企業内のパソコン等の利用にも適用できる知見ではないかと思います。

 

● 従業員の立場から見れば

個人のスマートフォンが普及する中で、会社支給品との使い分けを従業員の立場から考えると、私物端末の業務利用では通信料などのコスト負担の切り分けやセキュリティリスクが課題になってきます。

また、会社支給の端末の場合、あまりアプリや使い方を制限すると、持ち歩かなくなる可能性もありますね。

せっかくコストを掛けてモバイル端末を支給するのであれば、従業員にとっても使いやすく、積極的に仕事の効率化に役立ててもらいたいというのがIT部門も経営層も考えるところではないかと思います。

 

● 従業員へのマーケティング視点で業務プロセス改革を考える

生産性向上においてAI・ICTやモバイルデバイスの活用は、働き方改革などの制度面の改革と併せて非常に重要な手段となってきているかと思います。

そこでは、リスク管理、コスト管理と併せて、マーケティングの視点から従業員にとっての使い勝手、生産性向上の効果を考える必要があるかと思います。

ES(従業員満足)と同様、生産性向上のための業務プロセス改革においても、
従業員を新規施策を売り込むお客様と捉えて、そのニーズをどこまで汲み取るか(あまり個別のニーズに対応するとシステムの肥大化を招くなど、全体最適から外れてくるのでその見極めも重要ですね)、それ以前に従業員のニーズをどうやって把握するかという段階ではマーケティングの視点と手法が有効なのではないかと思います。

御社では、自社の業務プロセス改革において、従業員=顧客ニーズをどのようにして把握されているでしょうか?

 

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